猫はセミやゴキブリなどを食べたりすることがありますね?
セミやその他の昆虫などには寄生虫がいます。
猫はこれらセミやほかの昆虫を食べても大丈夫なのでしょうか?
今回は、セミに寄生する、寄生虫について調べてみました。
セミヤドリガ
チョウ目・セミヤドリガ科に分類されるガの一種で、名前の通りセミに外部寄生する特異なガです。
セミに寄生するのは世界的にも珍しいものです。
セミの体液を吸うための特別な構造をしているわけではなく、どのように吸っているのか詳細はわかっていません。
寄主はほとんどがヒグラシに寄生し、他にごくわずかな寄生例がいくつかあります。
なぜヒグラシに多いかということ、生息環境が類似しており、ヒグラシの前胸の構造が、1齢幼虫の潜伏に都合が良いことなどがあげられています。
さらに、オスよりメスへの寄生が多いことがわかっていますが、理由は不明です。
1匹のセミへの寄生数は1個体から数個体の場合が多いのですが、時には10個体ほども寄生している場合があります。
冬虫夏草
冬虫夏草とはセミやクモなどの昆虫に寄生したキノコの総称です。
セミが孵化し幼虫となって土に潜って木の根っこの樹液を吸って成長する頃、冬虫夏草の菌がセミに着くと、菌はセミの体内に侵入し豊富な栄養分をぐんぐん吸収し育ちます。
セミの幼虫が必死に地上に出ようとしても地表に着く前に菌のせいで死んでしまいます。
そうして、長い冬の間にセミの体内で成長した菌は「冬虫」とよばれ、そのうち発芽し、草になります。
これを「夏草」というのです。
様々な虫に寄生する冬虫夏草ですが、セミにしか寄生しない、セミタケなどが存在するように、菌の種類によって寄生する植物の種類も決まっているようです。
まとめ
セミには寄生虫がいることが多々あることがわかりました。
しかしながら、猫が食べたとしてもそれほど害がないようです。
中には人間もセミを捕食する習慣がある国もあるようです。
基本的には虫に毒がない限り、虫や動物には必ず、寄生虫、細菌、ウイルスがいるものです。
セミに関して言えば、熱を通して食べることには特に問題はないそうです。