セミの食べ物を紹介します。
セミの食べ物とは何なのか
セミを飼育した際、何を食べるのか悩みますよね。
昆虫ゼリーで良いのか、はたまた違うものなのかと悩むと思います。
今回は、そんな蝉の餌について調べました。
セミは、成虫の場合ですと樹の幹や枝の樹液、また草の養分も吸うらしく、幼虫の場合だと樹の根の部分を吸うそうです。
また、同じ樹の樹液を吸うそうですが、幼虫の場合だと道管、成虫の場合だと師管という違う個所の樹液を吸うそうです。
では、道管と師管とはどう違いがあるのでしょうか。
まず、道管と師管の働きについて軽く説明していきます。
道管とは、樹や草などの植物が根から吸い上げた水などを葉の部分に伝える管のこといい、師管とは光合成で生成された栄養分が通る部分だとされています。
ではなぜ、成虫は師管、幼虫は道管とされているのでしょか。
それは、成虫ならではの特徴、幼虫ならではの特徴があるからです。
成虫の場合、大空を飛びまわったり、鳴き叫んだりなどエネルギーを大量にエネルギーを消費する行動を必要とします。
そのため、師管を通る栄養量ではエネルギー補給が難しいため、栄養素が多く含まれる道管から樹液を吸っているそうです。
逆に幼虫の時は、土の中でいるだけなのでさほどエネルギーを必要としないため、栄養素の多い道管から吸ってしまうと、あまった栄養が尿として排出され、幼虫の環境が悪化するのでそれを防ぐため師管から吸っているとされているそうです。
この様に、セミは過程において樹液の吸う部分が異なっているのです。
少し余談になってしてしまいますが、セミが餌を吸う際に使っているあの注射針の様な長い管、実はあの管はセミにとっての口だそうです。
口物と呼ばれていて、顎やら下唇やらが存在しているそうです。
まとめ
今回、セミの餌が成長過程によって同じ樹液でも吸う個所が異なってくることが分かりました。
しかし、セミが樹液以外にも何を食べるのかが分からなかったため、そこが少し気がかりのまま終わりました。