夏になると聞こえてくるセミの声。
それと同時に、セミの抜け殻を目にする機会も増えますよね。
ぱっと見るだけではどれも同じに見えるセミの抜け殻ですが、種類によってそれぞれ違いがあるようです。
ここでは見分けの難しいアブラゼミとミンミンゼミの抜け殻の違いについてご紹介します。
アブラゼミとミンミンゼミの抜け殻の違いは?
アブラゼミとミンミンゼミの抜け殻は、大きさも同じくらいでとても見分けるのが難しいようです。
一番の違いは触角にあり、触角の付け根から3番目の節を見ます。
この3番目の節が、二番目の節とだいたい同じ長さの場合はミンミンゼミで、3番目の節が2番目の節の1.5倍ほどの長さがある場合はアブラゼミになるそうです。
小さなセミの抜け殻の、さらに小さい触角部分を見分けるのは、かなり難易度が高そうですよね。
これ以外にも触角部分に違いがあるようで、アブラゼミの触角よりもミンミンゼミの触角の方が細い、
アブラゼミの抜け殻の触角は毛が多く生えていて、ミンミンゼミの抜け殻の触角はアブラゼミよりも毛が少ない、などの違いがあるようです。
どれも見分けが難しそうですね。
他のセミの抜け殻は?
他のセミの抜け殻ですが、ニイニイゼミは抜け殻に泥が付いているので見分けやすいようです。
また、クマゼミの抜け殻は、お腹にでべそのようなでっぱりがあるので、これも見分けやすいようです。
ヒグラシとツクツクボウシはミンミンゼミより一回り小さい抜け殻です。
褐色でつやがあり、背中が丸まっているのがヒグラシ、白っぽくてつやが無く、まっすぐな形をしているのがツクツクボウシになるそうです。
抜け殻だけでもセミの種類を見分けることができるようですね。
まとめ
いかがでしたか?
ここではアブラゼミとミンミンゼミの抜け殻の違いについてご紹介しました。
アブラゼミとミンミンゼミの抜け殻はよく似ていて、見分けるのは結構難しいようですが、見分け方をマスターして抜け殻博士を目指してみるのもおもしろいかもしれませんね。