夏になると聞こえてくるセミの鳴き声。
暑苦しく感じる方も多いかと思いますが、よく聞くと何種類ものセミが鳴いていることに気づく方もいると思います。
セミの種類は日本だけで30種類ほどいるそうです。
その中でも印象的な鳴き声のセミは「ミンミンゼミ」ではないでしょうか?
ここではミンミンゼミの鳴き声についてご紹介します。
セミの鳴き声、ミンミンゼミはどんな鳴き声?
セミの鳴き声と言うと、ミンミンゼミの鳴き声を最初に思い浮かべるのは私だけでしょうか?
鳴き声を文字であらわすと、「ミンミンミンミンミン…」と徐々に声を大きくして序奏を鳴き始め、「ミーンミンミンミンミー」という本番部分を何回か繰り返す、という鳴き声になっているかと思います。
この本番部分の繰り返しの回数は、地域によって違うともいわれているそうです。
東京に生息しているミンミンゼミは、この繰り返しの部分を12回繰り返す個体が多いそうですが、西日本に生息するミンミンゼミは7~8回繰り返す個体が多く、九州になると4~5回繰り返す個体が多くなるそうです。
ミンミンゼミとクマゼミは同じ鳴き声?
皆さんはクマゼミの鳴き声をご存じですか?
「シャワシャワシャワシャワ」などと聞こえる声で鳴くセミです。
ミンミンゼミは「ミーンミンミンミンミー」と鳴くので、まったく違う鳴き声に思いますよね。
ですが、クマゼミとミンミンゼミは、鳴き声のベースとなる音はほぼ同じなのだそうです。
クマゼミの鳴き声をゆっくりと再生すればミンミンゼミの鳴き声に、ミンミンゼミの鳴き声を早く再生すればクマゼミの鳴き声になるそうです。
ほぼ同じ音を出しているせいなのか、ミンミンゼミとクマゼミはすみわけをしていると言われていて、クマゼミがほぼ終息したころに、ミンミンゼミが発生すると言われているそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
ここではミンミンゼミの鳴き声についてご紹介しました。
夏になると聞こえてくるミンミンゼミの鳴き声、地域によって違うのには驚きですね。
「ミンミン」部分は個体によって回数が違い、長いものは30回以上鳴きこともあるのだとか。
皆さんも今度回数を数えてみると面白いかもしれませんね。