ミンミンゼミといえば夏を代表する昆虫で、鳴き声を聞くだけで暑くなってしまうようなイメージがありますよね。
ですが、ミンミンゼミは日本全国に分布しているセミではない、ということをご存じでしたか?
ミンミンゼミがいない地域もあるようなのです。
ここではミンミンゼミの主な分布や生息地についてご紹介します。
ミンミンゼミの主な分布は?
ミンミンゼミは日本国内では北海道南部から九州にかけて分布しているようです。
北海道の北部や沖縄などには生息していないようですね。
また、西日本の都市部にはほとんど生息していないようで、西日本ではやや標高の高い山などに生息しているそうです。
ミンミンゼミはセミの中でも比較的暑さに弱いセミになるようで、夏の暑さの厳しい、西日本の都市部には分布していないそうです。
暑さに弱いミンミンゼミは、地域によって体色の色が違うようで、暑い地域に生息している個体の体色は黒い部分がほとんどなく、青緑色をしており、「ミカドミンミン」と呼ばれる個体もいるそうです。
ミンミンゼミの生息地は?
ミンミンゼミはアブラゼミなどとは異なり、森林性のセミになります。
生息地としては森林が多いようです。
ですが最近、東京23区や横浜市、仙台市などの都市部に数多く生息するようになったようです。
これは、ミンミンゼミの幼虫が、乾燥した土中を好み、ヒートアイランド現象で乾燥化が進んでいる都市部はミンミンゼミの幼虫の生育に適しているためだと言われているようです。
また、ミンミンゼミの幼虫は傾斜地の土中を好むため、都内でも傾斜地の公園などに多く生息しているようです。
平坦な公園には少なく、アブラゼミが主流となっているようです。
まとめ
いかがでしたか?ここではミンミンゼミの分布や生息地についてご紹介しました。
ミンミンゼミは全国に分布しているセミではなく、東日本を中心に分布しているセミのようです。
ですので、ドラマなどで夏の効果音としてミンミンゼミの鳴き声が入っているのは、西日本の人たちには少し違和感があるそうですよ。