アブラゼミもクマゼミも日本の夏の風物詩と呼べるくらい、日本全国で生息しているセミの一種とされています。
アブラゼミは5~6センチ程度の所謂、昆虫の一般的なサイズのようですが、クマゼミは6~7センチまで成長するビックサイズのセミと言われています。
大きさ以外でも色々と違いがあるようなので、アブラゼミとクマゼミの違いについて調べてみました。
アブラゼミとクマゼミの大きさはどのくらい?
アブラゼミは前述したとおり、成虫のサイズは6センチ程度のようです。
個体差は殆ど無いと言われています。
一方クマゼミは7センチとアブラゼミよりもひと回り大きく、日本最大級のセミだと言われています。
抜け殻の大きさも違い、アブラゼミが26~32ミリなのに対して、クマゼミの抜け殻は33~37ミリもあると言われています。
この1センチの差は結構大きく、クマゼミの鳴き声はアブラゼミに比べてとても大きいと言われています。
セミはお腹のなかで音を反響させて遠くまで響かせるような体のつくりになっているとされていますが、この空洞が大きければ大きいほど、音は大きく、遠くまで届くと言われています。
アブラゼミとクマゼミの大きさ以外の違いは?
アブラゼミとクマゼミの大きな違いは、見た目だと言えるでしょう。
アブラゼミは全体的に褐色で、翅も不透明とされています。
一方クマゼミは翅が透明で付け根が緑色、背中が光沢のある黒色となっているようです。
鳴き声は少し似ている部分もあり、アブラゼミは「ジージージジー」と油で揚げているような音、クマゼミは「ジージーシャシャシャ」と鳴き始めが少しアブラゼミに似ているようです。
後は生息地が少し異なり、関東以北にはクマゼミが少ないと言われています。
クマゼミは暖かい気候を好むため、東北圏などにはめったにいないと言われています。
まとめ
アブラゼミとクマゼミの違いについて纏めてみました。
クマゼミは西日本に多く生息しているセミの仲間でしたが、最近では関東地域でも良く見かけられるようになっているようです。
理由は諸説あるようですが、温暖化や樹木移設時に幼虫も一緒に引っ越した、などの説が有力だとされています。
アブラゼミとクマゼミが同居している地域では、午前中クマゼミが鳴いて、午後にアブラゼミが鳴くなどの「鳴き分け」が起きたりするそうなので、鳴き声に注意してみるのも面白いかもしれませんね。