日本全土に分布しているセミはアブラゼミの他にも、ミンミンゼミ、クマゼミ、ニイニイゼミなど多くの種類がいるようです。

それぞれ似たような鳴き方をしていたり、注意をしてセミの鳴き声を聞くような機会は減ってきているようなので、アブラゼミの鳴き声がどういうモノなのか調べてみました。

セミの鳴き声。アブラゼミはどんな鳴き声?

アブラゼミの名前の由来にもなったとされる鳴き声は、油で食べ物を揚げているような音に似ていると言われています。

「ジー」という音が初めにあり、そのあと「ジジジジ」や「ジリジリジリ」と油で揚げているような音を出すとされています。

クマゼミやニイニイゼミも、鳴き始めは「ジー」と言う音なので、いろんなセミが鳴き始める7月上旬ごろは、なかなか聞き分けが難しいとされています。

アブラゼミの鳴き声をしっかり聞きたい場合は、夕方の少し涼しく、暗くなったころに木々が多くあるような公園に行くと、アブラゼミが多く生息しているので、アブラゼミの鳴き声がすぐにわかると言われています。

また、アブラゼミは他のセミと比べて比較的捕獲がしやすいと言われており、捕獲して鳴き声を聞いてみるのも良いかもしれません。

さらにアブラゼミは他のオスが居ると鳴き声を変えると言われており「ジジジジ」という音から「ジッジッジッジッ」と少し途切れたような鳴き声に変わり、他のオスの鳴き声を邪魔しているとされています。

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どうやって鳴き声を出している?

多くの昆虫は、翅をこすり合わせることで音を出しているとされていますが、セミの仲間は、翅をこすり合わせて音を出すほかに、お腹の中に発音膜という音を出す器官を備えており、その発音膜を発音筋と呼ばれる一種の筋肉のようなもので震わせて音を出すと言われています。

セミのお腹の中は空洞となっており、お腹で共鳴させながら、腹弁と呼ばれる器官を開閉して、鳴き声の強弱や音程などを変えていると言われています。

この時の振動はアブラゼミで1秒間に100回前後の振動が起きていると言われています。

まとめ

名前の由来にもなったとされる、アブラゼミの鳴き声について調べてみました。

他のオスがいると鳴き声を変えて邪魔をするなど、いろんなバリエーションがあるようです。

セミの鳴き声が聞こえてきたら、聞き分けしてみると面白いかもしれませんね。

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