夏の風物詩といえばいろいろありますよね。
金魚鉢に泳ぐ金魚、お祭り、すいか、ひまわり、その中でも音の風流といえば、風鈴、そしてセミ。
セミにはいろいろな種類がいることはみなさんご存知かと思います。
アブラゼミであったり、ミンミンゼミであったり、他にもいることでしょう。
有名なセミの中に、ヒグラシとツクツクボウシという種類がいます。
名前は聞いたことはありますよね。
ですが、その見分け方は知っていますか?
今回はヒグラシとツクツクボウシの見分け方について紹介します。
ツクツクボウシとヒグラシの見分け方って?
セミを間近で見ることは案外ないかと思われます。
いつも鳴き声は聞こえるけれど姿が見えない、なんて人もいると思います。
しかし当然ながら、セミは種類によって姿かたちが違います。
まずはその姿かたちでの見分け方から。
まずわかりやすい違いとしては、色でしょうか。
ツクツクボウシは比較的灰色に近くて、ヒグラシは緑色の体をしています。
セミには羽がついていますが、羽の色についてはどちらも透明です。
が、違いは羽についている黒い点です。
黒い点が2つついているのがツクツクボウシで、ヒグラシは羽に2、3個の黒点がついています。
また、ヒグラシについては、体に白いものがついているときがあります。
その白いものはセミヤドリガという蛾です。
体に白いものがついていたら、まずヒグラシだと思っていいでしょう。
他に体で見分けるとするならば、ヒグラシの方が比較的体が大きいです。
これはツクツクボウシとヒグラシを並べてみなければ判断は難しいかと思います。
そして両者の決定的な違いは、みなさん知ってのとおり鳴き声です。
ツクツクボウシの鳴き声は、その名のとおり「ツクツクボウシツクツクボウシ」ですね。
対してヒグラシは、「カナカナカナ」なんて鳴き声をします。
また鳴いている時間帯も違い、ツクツクボウシは日中鳴いているのに対しヒグラシは明け方や夕方に鳴いています。
まとめ
ヒグラシとツクツクボウシの見分け方について参考になりましたか?
セミはみんな同じ、ではなくそれぞれ違いがあります。
その違いを楽しめると楽しい夏を過ごせそうですね。