アロワナという魚はご存知でしょうか。
最近、アロワナはとても人気があり、愛好家も多く、鑑賞魚の王様とも呼ばれているそうです。
飼育方法も簡単ではなく、餌の調達も難しい部分があるようです。
そのアロワナの餌として、セミを与えることがあるそうです。
今回は、セミを餌にするアロワナについて少し調べていきます。
アロワナってどんな魚?
名前は聞いたことがあるのですが、アロワナとはどんな魚なのでしょう。
・アロワナは古代魚で、約1億年前、恐竜のいた時代から存在し、姿や形はその当時から変わっていないとされることから『生きた化石』と呼ばれています。
・アロワナは非常に大きく一般家庭で飼育するには向かないような魚ですが、存在感や迫力、鱗の美しさから、観賞魚としての人気が高いようです。
・アロワナは熱帯魚なので暖かい場所にいますが、ワニやピラニアなど獰猛な生き物が多く棲んでいるアマゾン川が生息地として一番有名です。
獰猛な敵から身を守る為にアロワナが身につけたのが、ジャンプです。
勢いよく、かなりの力でジャンプすることが出来る為、一般家庭での飼育時に水槽から飛び出してしまい、怪我をすることもあるそうです。
・アロワナは、相手が気に入らないと繁殖しないといわれています。
ですので、飼育しているアロワナを繁殖させることは、大変難しいようです。
気に入った相手と繁殖に成功した場合オスが自分の口の中に卵や稚魚を含み、子育てをするそうです。
アロワナの餌にセミ?!
アロワナは非常に大きな体を持つ魚ですので、様々な物を餌として食べます。
食性は肉食で、小さい魚からエビなどの甲殻類、昆虫などを摂取します。
昆虫の中にはセミも含まれますが、セミなどの飛んでいる昆虫の捕食方法はジャンプです。
獰猛な敵から身を守る為に身に付けたジャンプですが、アロワナは、捕食方法としてもジャンプを使います。
頭上にセミなどが飛んできた時に、素早く勢いよくジャンプし、捕食します。
飼育時では、セミが飛んでくる状況がありませんので飼い主が夏場にセミを捕獲し、生き餌として与えます。
全てのアロワナがセミを好んで食べる訳ではありませんが、飼育している方の話では、成虫でも食べるが、地面から出てきた直後の柔らかいセミがアロワナには好まれる、とのことです。
まとめ
生きた化石アロワナ、そのアロワナの餌となるセミ。
自然界では、それが生き抜く為に必要な行為なので、アロワナがセミを食べる、といっても不思議はないのですが、飼育しているアロワナに、セミを生き餌として与えると聞くと、どうしても残酷だなあと思ってしまうのは勝手な意見かも知れませんね。
アロワナにセミを与える行為は、本能を忘れないようにする為の愛情表現の一種だと思っても間違いはないでしょうか………?