ミーンミーンミーンミーン……。

セミの声を聴いて、暑い夏がやってきたなあ、と感じる方は多いと思います。

長い期間土の中で時を待ち、あっという間に生涯を終えるセミ。

そんな、なんとも儚いイメージのあるセミですが、実は、このセミを食べる文化が沖縄と中国にあるといわれているのです。

セミを食べる文化は、今もあるのでしょうか?

① セミ 食べる 沖縄 中国

沖縄では今でもセミを食べるのか?

セミを食べる文化は日本人にはあまり馴染みのない文化ですが、以前テレビ等で、沖縄のタレントさん達が『セミを食べる!』と発言し話題になったことがあります。

このことで、沖縄の人はみんなセミを食べていると認識されました。

しかしそれに対し、沖縄の人達からは、違うという意見が出ました。

確かに、沖縄でセミを食べる文化はありましたが、それは昔の話で、それもごく一部の地域に限定された話のようです。

飢えをしのぐ為にセミを食べていた、ともいわれています。

現在では、沖縄でのセミを食べる文化は、ほとんど残っていません。

逆に都心などで昆虫食イベントなるものが開かれ、そこでセミ料理が出たり、沖縄や大阪、東京の一部の飲食店で、セミ料理を提供している場合があるそうです。

ですので、沖縄人なら誰でもセミを食べるということではなく、沖縄でセミを食べていたのは昔の話で、今現在は沖縄でセミを食べる文化はなくなっており、マニア向けにセミを食べられる場所がどこかにある、ということです。

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中国では今でもセミを食べるのか?

一方、中国では今でもセミを食べる文化はあるのでしょうか。

答えは、あります。

中国には昔からセミを食べる文化があり、今現在もその文化は残っています。

ただ、中国でもセミを食べる習慣が薄れている地域もあり、中国全土でセミが食べられているという訳ではありません。

しかし、中国の観光地等では、屋台や飲食店でセミの料理を提供しており、セミを食べることができる場所は、日本よりは随分と多いようです。

中国には今もセミを食べる文化が根強く残っています。

中国ではセミに限らず、昔からあらゆる昆虫を料理して食べる、昆虫食の文化がありますので、セミを食べる行為自体、特別な事ではない、ということですね。

まとめ

沖縄では、セミを食べる文化は今ではほとんどなく、セミを食べたことのない人の方が多いのが現状です。

日本でも、イナゴや蜂の子など昆虫を食べる習慣がある地域も実際にありますので、昔沖縄でセミを食べていたことがあったとしても不思議なことではないのかも知れません。

中国ではセミを食べる文化は残っており、セミに限らず、様々な昆虫を食べる習慣があるようです。

中国の他、東南アジアなどでも、セミを食べる地域は存在しています。

食べ物がたくさんあり過ぎる今の世の中、わざわざセミを食べなくても、と思うのは、偏った考え方だと叱られてしまうでしょうか………?

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