セミは夏になると沢山見かけられます。

しかし、セミの幼虫や脱皮前の姿など見るのはなかなか貴重です。

セミは不完全変態という成虫と幼虫が全く違う環境、姿で生活する生物で、その生態はまだ解明されていないところもあります。

セミ 産卵 時間 時期

セミの産卵と孵化時期

大体のセミが産卵した後、越冬し、翌年梅雨時期に孵化します。

孵化時期はセミの種類によって違い、ニイニイゼミは産卵した年の9月だったりと早めに孵化するセミもいます。

孵化した幼虫は大体が半透明で白い薄い皮をかぶった姿をしていて、孵化し、木の中から出てくるとすぐに一回目の脱皮を行うのです。

そして、地面に降りて土の中での生活が始まります。

セミの寿命と土の中の生活の年数

アブラゼミなどの幼虫は一般的に土の中の生活が7年ほどとされていますが、これも明確ではなくセミの種類によっても年数が変わります。

セミは色々な種類がいるのでセミの一生が短いもので3年、長いものだと17年ともいわれている為それらの平均で大体7年ほどという事です。

成虫になる年の初夏に幼虫は土の中から這い出して、羽化の準備を始めます。

羽化する時間帯は大体夕方からなのでなかなか普段羽化の様子を見ないのです。

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羽化の時間帯

具体的に羽化する時間というのは夕方ごろから地上に現れてゆっくり登り、日没と同じ時間ぐらいから羽化を開始するのです。

大体羽化を始めてゆっくり脱皮し、成虫になるのは夜の八時過ぎぐらいです。

幼虫が脱皮や羽化をするのは夜間だけで、これは幼虫や羽化途中は無防備な為天敵に襲われないようにするためです。

夜の間に羽化し、羽を十分に伸ばし乾かして、天敵が現れる朝までの間に飛行できるようにするためです。

なのでセミの羽化を見たいと思っても、昼間に探しても見つからないというわけです。

観察をする場合は夜間に探さないといけません。

昼間にあちこち抜け殻かあるのを見るのはこういったためだったのです。

まとめ

セミは種類によって本当に寿命や土の中の生活の期間にばらつきがあります。

さらに、羽化や脱皮は夜間にしかやらないという事がわかりました。

セミの生態を調べるためには夜間に観察し、さらに種類もきちんと下調べしておくのがいいようです。

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