夏になると大きな声で大合唱をするセミ。
夏のイメージは、セミの声と風鈴の音を聞きながら、縁側でスイカを食べる!夏の風物詩ですね!
セミは、オスしか鳴かないのでしょうか。
答えは・・・
その通り!
セミはオスしか鳴きません。
どうしてメスは鳴かないのでしょう?
鳴かないと、コミュニケーションを取ることができないんじゃないの!?
などと考えてしまいます。
メスが鳴かない理由は!?
セミのメスが鳴かない理由の1つに、身体の構造の違いがあります。
成虫のオスには、発音器の役目をする「腹弁」というものがあります。
セミのオスは、鳴くときにこの腹弁を震わせて音を出します。
メスは、卵を産むという大事な器官があるため、そのため「腹弁」がありません。
そのため、メスは鳴くことができないんですね。
オスとメスの区別をするなら、セミのおなか部分を見てください。
オスには、腹弁が対になってあり、メスには産卵管があります。
これは成虫だけでなく、セミの幼虫の性別を判断することもできます。
成虫と比べるとかなり見分けにくいですが、幼虫のメスには産卵管が確認することができます。
そのほか、セミが鳴く理由の一つに「求愛行動」が挙げられます。
メスに選んでもらうため、オスは一生懸命鳴くのです。
メスは気に入った鳴き声のオスを選ぶ側なので、鳴かなくても良い。という話もありました。
これはあくまで、ひとつの考え方なので、証明されているわけではありません。
ですが、いくら選ぶ側だと言っても、他の個体とコミュニケーションを取ることができないのは少し不便だと思ってしまうのは、人間だけでしょう(^^;
まとめ
いかがでしたか?
セミのメスは鳴かないと言うのは本当でした。
あれだけ大きな大合唱をオスだけで奏でていると思うと、オスもとっても大変ですね!