セミが鳴いているといっても、その種類によって鳴き声は違って聞こえますよね?
日本で聞くことのできるセミの鳴き声でその種類がわかる人も多いのではないでしょうか。
そんなセミの鳴き声を種類ごとに分類し、聞こえる時期などについてまとめてみます。
セミの種類は何種類?
種類で分けると世界で1600種が存在しているということは驚きませんか?
セミはカメムシやアブラムシの仲間であり、カメムシ目という種類になるためこんなに多くの仲間がいるのです。
日本で確認されているセミは約30種です。
すべてのセミを見たことはないと思いますが、そんなに多くのセミが生息しているのですよ。
聞いたことがある名前としては、アブラゼミやクマゼミ、ヒグラシなどが有名ではないでしょうか。
しかし、見た目や鳴き声でセミを見分けることは多くの種類のセミを見た人でないと難しいでしょうね。
セミの鳴き声はどう違うのか
日本で代表的なセミの鳴き声は、どのようなものなのか調べてみました。
一般的に鳴くとされている時期やセミの特徴などとあわせて紹介したいと思います。
「ミンミンゼミ」は名前のとおり、ミーンミンミンと鳴きます。
東日本では森林などに生息しますが、西日本では標高の高い山にしか生息していないようです。
大きさは35ミリ前後です。
ケヤキ、サクラなどにとまることが多く、時期としては7月~9月頃に鳴きます。
「ツクツクボウシ」はそのままですが、ツクツクボーシと鳴いていますよね。
ミンミンゼミよりも一回り大き目の体長で40~45ミリくらいの大きさです。
こちらは北海道から沖縄まで生息しているようです。
ヒノキ、クヌギ、カキなど色々な木にとまり8月~9月頃に鳴き声を聞くことができます。
「アブラゼミ」はジジジジジ、ジリジリなどのように鳴き声を表現することが多いです。
体長は55~60ミリです。日本では全国に生息していますが、その中でも九州地方に多く生息しているセミで7月~9月頃に鳴きます。
鳴き声から和名がつけられたと言われているセミで、想像できるかもしれませんが油で揚げるような鳴き声からアブラゼミと名付けられたのです。
確かに聞いているだけで暑さを感じそうな鳴き声ですよね。
「ヒグラシ」は他のセミよりも少し早い時期から鳴き出します。
6月~9月頃まで鳴いているのですが、表記するとカナカナカナ、キキキキなどのようになるようです。
体長はオスとメスによって差があり、少しオスのほうが大きく30ミリ前後、メスは20ミリ前後だそうです。
まとめ
セミが鳴いているなと思うことはありますが、どのセミが鳴いているのかを意識したことはありませんでした。
しかし実際に比較してみると、種類によって全く違うことがわかりました。
また、名前も鳴き声が由来になっているものがあることもわかりました。
日本にいるセミの種類をどれだけ知っているのか考えると、数種類しか出てきません。
少しでも見分けがつくと夏にセミと出会うことも楽しくなるのかもしれませんね。