夏になると一斉に誕生するセミたち。

当たり前ですが、セミが誕生するということはオスとメスがいる訳です。

何となく、オスの方が大きいのかな、大きい声で鳴くのかな、などと想像するのですが、いまいちよくわかりません。

セミのオスとメスの見分け方にはどんな方法があるのでしょうか?

セミの成虫の性別を知る方法を、調べてみたいと思います。

④ セミ 見分け方 成虫 性別

セミの成虫の性別の見分け方

セミのオスとメスの見分け方ですが、一般的には次のような方法があります。

・セミの声で成虫の性別を知る。

これが一番簡単な性別を知る方法になります。

セミを見ていると、鳴くセミと鳴かないセミがいることに気が付きます。

元気だから鳴いているのではありません。

実は、鳴いているセミは、オスのセミの成虫だけなのです。

メスのセミの成虫は鳴かないのです。

オスが鳴く理由は、メスを呼ぶ求愛行動といわれています。

子孫を残す為に、大きな声で鳴きメスに知らせる訳です。

セミの鳴き声といいますが、実はこれ、セミの声ではないのです。

オスのお腹には空洞があり、その空洞には腹弁というものが付いています。

その腹弁を震わせることで、セミの声といわれる音が鳴るのです。

一方メスのお腹には、卵を産む為の器官が詰まっている為に空洞が無く、腹弁も無い為音が出せません。

だからメスは鳴かないということになります。

このように、セミの成虫の性別は、鳴いているか鳴いていないかで、簡単に知ることが出来ます。

・セミのお腹を見て成虫の性別を知る。

もう一つ、セミの性別を知る手段として、お腹を見る方法があります。

先に腹弁について述べましたが、オスのお腹には腹弁があり、お腹を見れば付いているのが分かります。

一方メスのお腹を見ると、腹弁が無く、代わりにおしりの先に長細い、産卵管という管が付いています。

メスはこの産卵管を木に刺して、卵を産みつけます。

セミの成虫のお腹に腹弁があればオス、産卵管があればメスと、見分けることが出来るということです。

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まとめ

セミの成虫の性別の見分け方は一般的に二通りあり、以外と簡単な方法で知ることが出来ると分かりました。

鳴くのはオスだけで、しかも鳴いているのではなくお腹の弁を鳴らす音だとは、知らなかった方も多いのではないでしょうか。

大きな音を出している方のオスにメスが集まる、とされているようなのですが、どの世界でも、力強い方に惹かれてしまうのでしょうか………?

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