成虫になると、命短いセミ。
でも土の中で過ごす幼虫期は1年から長いもので17年とかなり長生きしています。
そんなセミの幼虫を捕まえるためにはどうすればいいのか調べてみました。
幼虫を捕まえるための下調べ
成虫と違って、土の中にいる幼虫は、地上からではどこにいるかわかりません。
そこで、幼虫がいる場所の見つけ方を紹介します!
昼間、公園に出向き、木の根元をよく見てみましょう。
もちろん、木はたくさんある方がみつかる確率も上がります。
次に、根元に穴がたくさん空いている木や、セミの抜け殻がたくさん落ちているところがあるかを確認します。
セミは土の中から出てきて、葉っぱなどにくっついて羽化を始めるので、どういう場所から出てきているのかの目安になるというわけです。
ちなみに、セミによって好む木があるようなので、ぜひ参考にしてください。
・アブラゼミ…サクラ、モミ、ケヤキ
・ミンミンゼミ…サクラ、モミ
・クマゼミ…サクラ、センダン、ホルトノキ、ケヤキ
・ツクツクボウシ…モミ、アカメガシワ など
サクラ、モミ、ケヤキはセミに人気のようですね!
幼虫を捕まえるのに適した時間は?
さあ、穴を見つけたら次は捕まえに行きましょう!
日が沈む頃に、懐中電灯を持って公園に向かいます。
この時、他にもたくさん虫がいるので、虫除けスプレーをしっかりしていくことを忘れずに!
昼間に確認した木の根元の穴の周辺や、葉っぱの上などを踏まないように気をつけながら懐中電灯で照らして探してみてください。
きっとセミの幼虫や、羽化を始めた幼虫がたくさんいるはずですよ!
もっと確実に捕まえたい!という方には、水攻めがおすすめです。
やり方は簡単、穴に水を注ぎ込むだけ。
水が引いたらまたすぐに水を足す、それだけです。
そんなことしたら、亡くなってしまうのでは?と思うかもしれませんが、長年土の中にいる幼虫たちは大雨なども経験しているので大丈夫。
自分たちからどんどん地上に這い上がってくるところを狙って捕まえましょう。
まとめ
調べてみると、やはり幼虫の方が、飛んでしまう成虫より比較的捕まえやすいと思いました。
捕まえた幼虫を羽化させる場合は、庭の木やカーテンや網戸にくっつけて、なるべく光を当てないように静かに観察してください。
成虫になったら、命は短いので、自然に返してあげるのがいいかもしれませんね。