アブラゼミの幼虫を飼育したい場合、卵から育てるより、自然環境にいる個体を採取するほうが良いでしょう。
アブラゼミの卵は産卵管と呼ばれる管によって、木の樹皮の裏側や枯れ木に穴をあけて、そこに数個産み付けているようです。
そのため、アブラゼミの卵を見つけるのは困難だとされています。
幼虫は比較的容易に見つけられるようなので、その方法などを調べてみました。
アブラゼミの幼虫が住んでる場所を見つけるには?
アブラゼミは卵から孵ると、そのまま木の根元に落ちて穴をあけて地中に潜るようです。
その時に掘った穴がそのまま残っていることが多いようなので、住んでいる場所を見つけるには、木の根元の土を見て穴が開いている場所を探すと良いと言われています。
また、地中といってもそれ程深くは潜らないようです。
アブラゼミの幼虫は木の根っこから樹液を吸って成長するため、根っこの近くに生息してるようです。
なぜアブラゼミの幼虫は地中に住んでいるのか?
諸説あるようですが、スズメバチや鳥などの天敵から身を守るためだと言われています。
土の中でもモグラなどの天敵はいるようですが、それでも圧倒的に土の中のほうが安全だと言われています。
しかし、地中ではあまり栄養分を摂取できないため、成長のスピードはかなり遅く、地中で4~6年過ごすようです。
アブラゼミの幼虫の捕まえ方は?
木の根元に穴を見つけたら、そっと枝を差し込んでみましょう。
すると幼虫が枝を掴むので、そっと引き上げると捕まえることが出来るようです。
アブラゼミの幼虫はデリケートでストレスに弱いとされており、そっと捕まえるように注意すると良いでしょう。
穴が見つけられない場合は、木の根元の周辺の土を軽く掘り返すと結構簡単に見つかるようです。
この時も、傷つけたりしないようにそっと掘り返すようにしましょう。
虫かごに入れるときは、周囲の土と一緒に入れてあげるとストレスが少ないようです。
飼育中の餌は、根っこを張るアロエなどと一緒に飼育ケースに入れてあげると良いでしょう。
まとめ
アブラゼミの幼虫はとても長寿とされ、成虫に羽化するまでには長い期間を要するようです。
それほど手間をかける必要はないとされていますが、しっかり責任をもって飼育するようにしましょう。