蝉の一生は1週間しないは嘘なのかを紹介します。
蝉の一生は1週間しないは嘘!?
「蝉の一生は1週間しかない」ということを昔から良く聞きます。
実際、私自身もセミを飼育していたことがありましたが、一週間ほどしか生きませんでした。
そのため、この言い伝えを信じておりました。
しかしこの言い伝え、実は半分嘘で半分は本当なのです。
おそらく多くの方がこの事を聞いて、驚いたことと思います。
ではなぜ、この言い伝えが半分嘘で半分本当なのかを、これから述べさせていただきます。
蝉は成虫期の時よりも、幼虫期の時の方が何十倍も過ごしています。
大体幼虫期の期間が、3~5年とされています。(蝉の種類によって寿命は異なってきます。)
そのため、蝉は一生のうち半分以上を土の中で過ごします。
成虫になると、子孫を残すため大空を飛び、雌を呼ぶため雄は鳴き叫びます。
蝉は共寝が終わると命を落とすものもいます。
そのため、1週間の命のものがいます。
しかし実は野生の蝉、ある特定の条件がそろうと3週間から1カ月以上生き延びるものがいるのです。
その条件が、共寝を終えてないもの、外敵などの蝉に危害を加えるものがないことです。
共寝を終えていないものが長生きするのは、共寝をしないことで命を落とす確率が減るためです。
そもそも、生物は子孫を残すことを遺伝子に刻まれており、子孫を残すには命を削ります。
そのため、子孫を残すと亡くなる生物がいます。
これは蝉にも同じ事が言え、するものとしないものでは、しないものが長生きをします。
また、外敵などにも襲われない場合にも長生きします。
しかし、これらの条件を満たすものは全体に比べて少ないため、どうしても全体に比べて長生きする割合が少なくなります。
実は言い伝えの言葉は、蝉を飼育した場合の事を指しているそうです。
蝉を飼育すると、餌による栄養不足やストレスなどが原因で1週間しか生き延びません。
そのため、昔からこの言い伝えが伝えられてきたそうです。
まとめ
実際の蝉が1ヶ月以上長生きする事は知らなかったので驚きました。
また蝉は種類によって、幼虫期に土の中にいる期間が変わってくること、その原因が成虫時の体の大きさに関係してくることなど、調べると知らなかったことが色々知れて、蝉に興味を持てました。