夏の風物詩といえばセミの鳴き声ですよね。

セミの鳴き声といえば、ミンミンゼミが特徴的で夏!というイメージがあります。

このミンミンゼミ、クマゼミと同じ時間にはあまり鳴くことがない、というのをご存じですか?

どうやらクマゼミとミンミンゼミは棲み分けをしているようなのです。

ここではクマゼミとミンミンゼミの棲み分けについてご紹介します。

クマゼミとミンミンゼミは棲み分けをしている?

クマゼミとミンミンゼミは同じ場所の同じ時間で鳴くことがほとんどないそうです。

棲み分けをしていると言われていて、環境的な棲み分けと、時期的な棲み分けをしているようです。

環境的な棲み分けというのは、クマゼミは西日本で多く繁殖し、ミンミンゼミは東日本で多く繁殖をしている、というものです。

ミンミンゼミは暑いのが苦手なようで、このような分布になっているようですね。

時期的な棲み分けとしては、クマゼミの方が早く土から出てきて成虫になって繁殖をし、クマゼミがほぼいなくなってからミンミンゼミが土から出てきて繁殖活動をする、というものです。

環境的な棲み分けよりも、この時期的な棲み分けをしている場合が多いようです。

もし、同じ地域の同じ時期に、クマゼミとミンミンゼミがいる場合は、両種とも午前中に鳴くことの多い種類なのですが、午前中にクマゼミが鳴き、午後にミンミンゼミが鳴く、という方法をとるそうですよ。

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なぜクマゼミとミンミンゼミは棲み分けをしているの?

クマゼミとミンミンゼミが棲み分けをしている理由は、クマゼミとミンミンゼミの鳴き声が似ているから、というのが理由になるようです。

クマゼミのない声は「シャワシャワ」と聞こえる鳴き声で、ミンミンゼミは「ミンミン」と聞こえる声で鳴きます。

人が聞くとまったく違う鳴き声ですが、実はこの2種の鳴き声、ベースとなる音はほぼ同じなのだそうです。

クマゼミの鳴き声をゆっくり再生するとミンミンゼミの鳴き声に、ミンミンゼミの鳴き声を早く再生するとクマゼミの鳴き声になるそうです。

このように、鳴き声に共通点があるため、クマゼミとミンミンゼミは棲み分けをしている、と言われているようですよ。

まとめ

いかがでしたか?

ここではクマゼミとミンミンゼミの棲み分けについてご紹介しました。

クマゼミとミンミンゼミは環境的な棲み分けと時期的な棲み分けを行い、ほとんど同じときに鳴くことはないそうです。

今までそんなことは全く気にしたことがなかったので、機会があったら確認してみたいですね。

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