ヒグラシの鳴き声はどこか物悲しいような、そんなイメージを持たれることが多いと思います。
それって何故なのでしょうか。
鳴き声自体にそんな哀愁を感じるという面もあるでしょうが、本当にそれだけなのか、少し気になってきませんか?
実際のところ、鳴き声の音色に加えて、ヒグラシ自身のその生態にも関連があるのではと思います。
ヒグラシといえば、鳴いているところを連想すると、それはいつですか?
きっと夏の終わり、とか夕方、とかを思い浮かべるはずです。
どこかしらの終わりに鳴いているイメージだということになります。
そのイメージが音色と結びつき、ヒグラシの鳴き声はどこか物悲しい、というイメージになっているのだと思います。
さて、夕方や夏の終わりに鳴くと挙げましたが、ヒグラシが鳴く時間はいつなのでしょう。
条件はどのようなものなのでしょうか。
今回はヒグラシが鳴く気温や時間、条件について紹介します。
ヒグラシが鳴く気温は?
端的に言うならば、ヒグラシは暑いと鳴きません。
とはいえ夏は暑いですから暑いと鳴くとも言えるのですが、そんな言葉遊びの話ではなく。
夕方に鳴く、と前述しましたね。
では観点を変えて、何故昼間に鳴かないのか、としましょう。
こうすれば、わかりやすいかと思います。
日中は暑すぎるため鳴かないのです。
ヒグラシは大体、25℃を下回るくらいで鳴きだすと言われています。
昼間は25℃を超えてしまうために、ヒグラシは鳴かないのです。
ですが昼間に鳴かない理由はこれだけではありません。
それは、明るさが関係しています。
ヒグラシが鳴く時間はいつ?
昼間は鳴かないと言いましたね。
ではいつ鳴くのかというと、夕方、それから実は朝方も鳴いています。
夜は鳴かないことが多いです。
何故このような時間に鳴いたり鳴かなかったりするかというと、前述したとおり明るさが関係しています。
実は気温に加えて、ヒグラシは明るすぎたり、暗すぎたりしても鳴きません。
ヒグラシは薄暗い環境を好むのです。
その薄暗い時間、というのが、朝方や夕方であり、その時間には気温もちょうどよくなっているために鳴くのです。
まとめ
いかがでしたか?
ヒグラシの鳴く時間や気温、条件について参考にしていただけたでしょうか。
ヒグラシが鳴く声が聞こえたら、時間や気温、明るさを意識してみると楽しいかもしれません。