ヒグラシは6月から9月まで鳴き続けると紹介しましたね。

夏の終わりにだけ鳴くと思っていたのに意外だったという人も多いのではないでしょうか。

そんなヒグラシの基本について、もう少し知ってみませんか?

ヒグラシはじめセミは生き物ですから、当然ながら雌雄の区別が存在します。

その区別の仕方、オスとメスの相違点を知っているでしょうか。

そもそもセミが鳴いているのを聞いているとき、オスかメスかを気にしてみたことはありますか?

言われてみると、今鳴いているこのヒグラシはメスなのかな、オスなのかな、なんて気になりだしてきませんか?

今回はヒグラシのオスとメスの特徴について紹介していきます。

ヒグラシ オス

ヒグラシのオスとメスの違いは?

ヒグラシの鳴き声を聞きながら、今聞こえている鳴き声の主はオスなのだろうか、メスなのだろうか、と気になってきたあなたへ。

実は、どちらなのか悩む必要はありません。

答えは、オスです。

理由は簡単、ヒグラシをはじめ、セミはオスしか鳴かないからです。

オスしか鳴かないのは何故?と気になる人、多いと思います。

その疑問の答えは、オスとメスで体の構造が違うから、です。

そして、雌雄で違う体の構造、これこそが、ヒグラシのオスとメスを見分けるポイントとなります。

見分けるには、ヒグラシをひっくり返しておなか側を見ます。

オスには、おなか側に、腹弁と呼ばれる器官があります。

これはヒグラシが鳴くための、発声器官の一部です。

ではメスはどうなっているのかというと、メスのおなかにはこの腹弁がありません。

だからメスは鳴かず、オスしか鳴かないのです。

普段聞こえる鳴き声の主は、オスで確定です。

ちなみにメスのおなか側がどうなっているかというと、腹弁がないかわりに産卵管があります。

おしりの先に細長い管のようなものがあれば、それはメスです。

メスはこの細長い産卵管を木に刺し、卵を産み付けるのです。

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まとめ

ヒグラシのオスとメスの見分け方、わかりましたか?

おなか側を見て、腹弁があるのがオス、腹弁がなく、産卵管があるのがメスです。

普段聞こえる鳴き声の主はオスです。

一度気にしてみると面白いかもしれません。

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