夏になると見かけるセミは何故、短命と思われているのでしょうか。
セミの成虫はどの位生きているのか調べてみました。
セミの寿命の謎をもとめて
なぜセミの幼虫時代が短命と考えるのか。
一般的な人はセミの寿命は一週間と考える人が多いと思います。
しかし実際にはセミは昆虫の中でも長寿とされる生き物なのです。
セミの寿命が一週間と言われる理由として人は幼虫の時を知らないからと言う理由があげられます。
セミの幼虫は若虫とも呼ばれています。
セミは卵から孵化して若虫となり成虫になります。
卵から孵化するまで約1年、若虫から成虫までが1~5年とされています。
アメリカでは13年ゼミ、17年ゼミが生息しており名前の通り13年、17年生きています。
若虫時代は土の中で少しの栄養を取りながら時間をかけ細胞を活発に動かし脱皮を繰り返しながら大きくなるのです。
ほとんどの昆虫は繁殖期を終えて子孫を残す事が出来れば寿命が来てしまうので、セミも同様成虫と言うのは繁殖期の事です。
そして、成虫時期が短いのは繁殖期が短くなります。
他の昆虫同様セミも繁殖するため全機能を繁殖に指向させています。
セミは成虫になってしまうと細胞があまり分裂しないので細胞が新しく生まれ変わらないという事は細胞が老化していきそのうち体の機能が低下していきます。
細胞が新しく生まれ変わればセミの成虫も長く生き残れますが今はまだそこまでの進化はしていないようです。
セミはそもそも成虫で生存は約1週間と噂されていましたがそれは人間が飼育すれば約1週間位で亡くなってしまうというのが原因だったのです。
セミは樹液しか吸わないのでセミの飼育は非常に難しいとされています。
そしてセミの成虫が約1週間しか生存しないという事は俗説でセミの種類や環境での違いで成虫でも生存時間は変わってきます。
セミは短命ではなく昆虫の中でも長寿とされる寿命の長さなのです。
まとめ
セミが短命ではなく昆虫の中でも長寿だったことがわかりました。
セミを飼うことなどしない方がセミを少しでも長く生きていられるという事です。
夏になるとうるさいだけのセミだと思っていたのが違った見方で目を向けることができました。