短命と思われがちなセミですが本当にそうなのでしょうか?
あまり知られていないセミの寿命について調べてみました。
セミの寿命は1週間ではなかった!
梅雨明け頃から勢いよく鳴き始めるセミ。
セミの鳴き声を聞いて夏を実感する人も多いのではないでしょうか。
最近では場所にもよりますが、10月をすぎてからも鳴いていることがあるようです。
その理由の一つとして地球温暖化が関係しているとも言われています。
以前より長い期間、目にする様になってきたセミですが、セミは成虫になってから1週間しか生きられないと思ってはいませんか?
私もセミは成虫になってから1週間しか生きられないと思っていましたが、調べてみるとそうではないようです。
実は、意外にも長寿だったのです。
セミの寿命は1週間と言われ続けた理由とは?
セミの寿命が短いと言われてきた理由のひとつは、飼育が非常に難しく、捕まえてきて育てようとしてもセミの栄養源は根の張った樹木の樹液のみなので1週間程度しか生きる事が出来ずそのように言われてきたと思われます。
セミは成虫になってから最長でどのくらい生きるのでしょうか?
では、セミは土から出てきて成虫になりどのくらい生きているのでしょうか?
短命のイメージがあるセミですが、実は成虫になってからも平均で1か月近く生きていることがわかりました。
種類や、環境にもよりますが最長では、2か月近く生きる事もあるそうです。
セミは卵から幼虫になり成虫となります。
幼虫期は土の中で暮らしています。
土の中では3年から、長いものでは17年ものあいだ土の中にいることになります。
土の中にいる間は樹木の根から樹液を吸って栄養を蓄えています。
根の部分の樹液は栄養分が薄い為、幼虫の成長に時間がかかり、長い間土の中にいると考えられています。
そう考えると卵から、幼虫、成虫になって寿命を終えるまでトータルすると本当に長い間生きているということがわかりました。
まとめ
今回セミについて調べていく中で、短命どころか他の昆虫に比べても上位に入る長寿だということがわかりました。
土の中で何年も樹液を吸い続け、やがて成虫になり暑さや、天敵にさえ襲われなければ思っていた以上に長く生きられるようです。
儚く切ないイメージのある生き物だと思っていましたが、意外にも驚く程の強い生命力の持ち主かもしれません。