夏の学校での宿題や自由研究などでピックアップされる事の多いセミ。

通常セミの成虫は木に捕まっていますが、セミの幼虫はどこにいるのでしょうか。

なかなか見つけづらいイメージのセミの幼虫ですが、意外とヒトの生活に近い距離にいるようです。

セミ 幼虫 地中 深さ

意外と近くに潜るセミの幼虫

セミの幼虫は、通常土の中で暮らしていると言われています。

成虫になると寿命は短いことが有名ですが、セミの幼虫は意外と長い期間、土の中でじっとしています。

その土の中の深さは、奥深くまで潜っていそうですが実はセミの幼虫は20センチ~70センチくらいといった深さで思ったより深くなくヒトが生活している街中のすぐ傍の木の下に生息しています。

そのくらいの深さですと、セミの幼虫が長い期間生活するのにちょうど良い気温、ほどよい湿度なおかつその期間の栄養となる樹液が良くとれる木の根っこが近くにあるベストコンディションな場所なのです。

枯れ木であっても、木の根っこからは栄養が取れますので街中であっても街路樹などの土の中にも、多数のセミの幼虫がいます。

私たちが、普段なにげなく生活しているすぐ傍にセミの幼虫が、じっと成虫になるのを待っているかもしれません。

前述のように、セミの幼虫は意外と深くまでは潜っていないので思いのほか簡単に、捕獲する事が出来ます。

ですが、長い期間を経てから成虫になることと樹木の根っこから栄養をとっているため捕獲して、実際ヒトの手で育てるとなると環境を整えるのが難しいので安易にセミの幼虫を捕獲したりせず、そっと適度な環境と深さの地中で育つのを待つのが良いかもしれません。

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まとめ

森の中など、ヒトから離れた奥深い地中に潜っていそうなセミの幼虫ですが意外とヒトとの暮らしに隣接しているようです。

だんだんと木が減っている近年ですが、長い期間、地中で育つセミの幼虫のためにも木の数が減らない事を願うばかりです。

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