夏になるとお子さんが嬉しそうにセミを捕まえて家に持ち帰ってくるお宅もありますよね。
真夏は早朝からうるさいほど鳴いていますから、成虫を捕まえるのはそれほど難しくありません。
ただ、幼虫だけは捕まえたくてもなかなか遭遇することがないですよね。
幼虫を捕まえるには、幼虫に遭遇しやすい時間も関係あるようです。
幼虫が顔をのぞかせる時間帯
セミの幼虫を探して回るなら、夕方4時ぐらいから陽が落ちる時間帯が一番適しているようです。
セミはもともと外敵の心配が少ない夜に活動する夜行性のようです。
セミは羽化する時間がかなりかかるようで、外敵があまりいない夜から朝にかけて羽化するようです。
そのために、幼虫を見つけるなら夕方から夜にかけて探すのがいいようですね。
セミの幼虫の居場所は、木の根元の近辺の穴の中にいるようですが、夕方から夜にかけて顔をのぞかせることがあるようなんです。
2mmから3mm程度の穴の中から顔を出して、周囲の様子を窺うこともよくあるようです。
危険がないのか見極めているそうです。
もし、顔を出している場面に出くわすことがなく、外見からは穴の底が見えないようなら、小枝などの棒状のものを穴に入れるとその棒にセミの幼虫がくっついてくることもあるようです。
棒にくっついてこなければ、穴を根っこから掘り起こすことになりますが、力いっぱいで掘り起こそうとすると、幼虫の体を傷めることにもなるようですから慎重に取り出す必要がありそうです。
もし、体に傷をつけてしまい弱ってしまうようになると、成虫になれずに羽化の途中で亡くなってしまうこともあるようです。
ちょっと時間はかかっても、顔を出すまでしばらく待つというのが安全な方法のようです。
幼虫によっては完全に真っ暗になるまでは待つようですが、中には待ちきれずに穴から這い出てくる幼虫もいるようです。
まとめ
幼虫を捕まえて家に持ち帰ったら、あまり触らずにカーテンなどにくっつけてあげるといようです。
幼虫がいる場所はやや薄暗い状態にして、静かな環境を作ってあげることも条件の一つになるようです。
せっかく捕まえた幼虫を成虫にするためにも、家に持ち帰ってからのことも考えておいたほうがいいようですね。