初夏からよく見かけるセミ。
セミは1週間~2週間位しか生きられないと思われていますが、幼虫の時はどの位の時間を使って成虫になるのだろうと思いセミの幼虫期間を調べてみました。
セミの幼虫期間と年数
セミの幼虫期とは卵から孵化したものをいいます。
この幼虫期はメスが枯れ木などに産卵してから孵化するまでに約1年かかるとされています。
セミは幼虫から成虫になるまでに長い間地中にいます。
セミにも種類によって土の中にいる期間が違います。
日本で見る代表的なセミのツクツクボウシは1~2年、ミンミンゼミは2~4年、アブラゼミも2~4年、クマゼミは2~5年、ニイニイゼミは4~5年の土の中にいる幼虫期間があるとされています。
北アメリカに生息しているその中の北部に生息するものは17年に一度大量発生します。
このセミを17年ゼミといいます。
南部に生息しているものは13年に一度大量発生します。
このセミを13年ゼミといいます。
決まった周期で発生するのでアメリカ中がセミだらけになる事はありません。
セミの幼虫の時は木の根の樹液の栄養素を吸って成長しています。
木の幹の樹液と違って栄養素が少ないので成長に長い期間がかかってしまします。
セミの幼虫は生きている大半を土の中で成長しています。
セミは昆虫の中でも長寿の生き物として上位にいます。
幼虫でいる期間は何年と決まっていても、実際には全部がそうとは言い切れない所があります。
木の根の樹液も栄養素は少ないけれど、十分に成長した幼虫から土の中から出て成虫になっていきます。
栄養が悪いと成虫になるのも遅くて、栄養が良いと成虫になるのも早いと言う事です。
夏になると早く出てくるセミはすぐに枯れ木などに卵を産み付けその卵が幼虫になりその年に成虫として飛び立つセミもいます。
幼虫期間は卵の期間が1年ありますので土の中の期間を足したものが幼虫期間になります。
アブラゼミの場合は卵1年、幼虫期間最大4年と言う事で幼虫期間は5年と言う事になります。
まとめ
セミの幼虫期間は土の中でかなり長いと言う事が分かりました。
幼虫の期間がとても長い事がわかりびっくりしました。
セミの幼虫も長い土生活から出て、幼虫だと言ってむやみに飼うのは良くないと思います。