セミの幼虫を飼育する場合のエサは何を食べるのだろう。
セミの幼虫のエサについて調べてみました。
セミの幼虫のエサ
自然にいるセミの幼虫は卵から孵化して土の中へ潜り木の根の道管液を吸って成長しています。
道管液とは木の根の水分を運ぶ管を通っている液です。
水分だけではもちろん成長はしません。
道管液には水分と少ないアミノ酸が含まれているので少ないアミノ酸を栄養素として長い間摂取しています。
セミは幼虫の頃から口がストローの様な管なのでエサを取って食べるというのが出来ないのです。
普通のペットの様に決まった時間にエサをあげる訳でもないです。
水槽に土を入れアロエを植えます。
アロエの根の近くに穴をあけセミの幼虫を埋めてアロエの根の道管液を摂取させます。
アロエは水分が多い植物なので適しています。
もちろん気温、太陽光も成長する大事なエサとなります。
毎日土が乾燥しない程度に水をかけます。
しかし、それでは土の中いるだけになってしまいます。
何度かの脱皮を繰り返し羽化する時には木の様に足がしっかりと引っかかる物が必要です。
同じ水槽の中に木を入れて置くのもいいでしょう。
セミの幼虫にも好みの木があるようです。
ヒグラシは杉、アブラゼミとニイニイゼミは桜、梨の木、クマゼミはセンダン、ホルトノキ、ミンミンゼミはケヤキなどの根が好みの様です。
家の庭木があれば庭木にネットをかけて、木の根元の土に小さな穴をあけ、セミの幼虫を開けた穴に潜らせて飼育するのがセミの幼虫のためには良いです。
毎日エサをあげるという事は出来ませんが羽化して成虫になるのを見られるかもしれません。
実際はセミの幼虫は非常にデリケートな生き物で、飼育してエサを与えるという事はとても難しいとされています。
セミの幼虫は生きている木の樹液だけで長年かけて成長していくように進化してきたのでしょう。
まとめ
セミの幼虫期のエサは木の樹液の道管液の中の水分で微量のアミノ酸を吸って時間をかけ成虫になって行くのが分かりました。
飼育してエサを与えるまえに育つ環境を整えてあげることが先決だと思います。
生きている木の樹液がセミのエサとして最も適しています。