セミは夏の風物詩として定着しているので、鳴きはじめると夏を感じますが、良く見かけるセミは緑色の模様の体で薄茶色の羽のものが多くなっていますが、これはミンミンゼミです。
他のセミとどのように区別をしたら良いのか、詳しく見ていきましょう。
ミンミンゼミ
日本各地に生息しているのですが、あまりにも酷暑になるところ、湿気が高いところではあまりみかけられません。
鳴き声はその名が示すように「ミーンミンミンミンミンミー」という耳馴染みのものです。
セミと聞けば、この鳴き声を連想する方も大半でしょう。
ツクツクボウシ
一方、身体は薄茶色か緑色に見え、羽は透明なのはツクツクボウシです。
日本各地に生息していて、「ツクツウボーシツクツクボーシ」と鳴くのが特徴的ですが、夏の終わりに鳴くので名残惜しさも感じさせます。
リズミカルでありながらも、途中から「ジー」という鳴き声に変わる部分もあるので聞いていても楽しいセミです。
ヒグラシ
また、ヒグラシは黒い身体に茶色のお腹で、薄緑の半透明の羽を持っていますが、明け方と夕方に「カナカナカナ」と鳴くのが特徴です。
哀愁のある響きがするので、日中の暑さが和らぐ頃に聞くと心が和みます。
こちらも日本全域でほぼ生息しています。
ニイニイゼミ
そして、まだら模様が体にあり透明な羽があるのはニイニイゼミです。
鳴き方は「ジー」と高い音で長く続きます。
日本の夏でこの鳴き声もイメージする方も多くなっています。
都心にも多く生息しているセミですが、日本各地にもほぼ生息しています。
まとめ
代表的な日本で見られるセミを紹介しましたので、体や羽の色、鳴き声で区別しやすくなるのではないでしょうか?
セミは鳴き声にばかり意識が言ってしまうほどに、耳馴染みがある生き物ですが、こうして体や羽の色をじっくりと観察してみると、それぞれの個性が感じられるようになるのではないでしょうか。