セミにはたくさんの種類がいます。
しかし、手にとってじっくりと見ない限り、どの種類のセミなのかは正直分かりません。
よっぽどセミのことが好きでない限り、セミの声もミーンミーンミーンとしか聴こえなかったり、翅が透明か茶色かくらいの区別しか付かないのではないでしょうか。
今回は、セミの種類の見分け方を調べてみたいと思います。
セミの鳴き声で種類を特定する
セミは種類によって鳴き声の違いがあります。
一般的に知られているセミを例に挙げていきます。
・クマゼミの鳴き声⇒シワシワシワシワ………
・アブラゼミの鳴き声⇒ジリジリジリジリ………
・ミンミンゼミの鳴き声⇒ミーンミンミンミンミン………
・ヒグラシの鳴き声⇒カナカナカナカナ………
・ツクツクボウシの鳴き声⇒ツクツクオーシツクツクオーシ………
・ニイニイゼミの鳴き声⇒チーーーーーーチーーーーーー………
以上のように、鳴き声はそれぞれに全く違うようです。
セミの成虫の色や形で見分ける
次に、セミを色や形で見分ける方法です。
・アブラゼミ、ニイニイゼミなど…翅に茶色などの色が付いており、頭の部分が黒っぽい色をしている。
・クマゼミ、ハルゼミなど…翅が透明で、頭の部分は黒っぽい色をしている。
・ヒグラシ、エゾハルゼミなど…翅は透明で、頭の部分が少し赤っぽい感じ。
・ミンミンゼミ、ツクツクボウシなど…翅が透明で、頭の部分に緑や黒、白の模様のような柄がある。
こちらの方法は鳴き声の違いより少し分かりにくいですが、よく観察すれば見分けることができます。
その他の見分け方
セミは、鳴き声や色、形で見分ける他、セミが成虫になる時期やセミを見つけた場所から、種類を見分けることが出来るといわれています。
例えば、
・住宅地や公園…クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシなど。
・山沿いや山地、林など…アブラゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ハルゼミなど。
といったように、セミの種類の見分け方には、いろんな方法があります。
まとめ
一口にセミと言っても、見分ける方法がたくさんあるということは、セミには多くの種類が存在するということです。
しかし、自然環境が破壊されつつある今、セミの種類は減少傾向にあるといわれています。
セミの種類によっては、いずれ絶滅する可能性もあるそうです。
そうならない為に、今からでも出来ることは何かを考えることが人間の役割ではないでしょうか。