ツクツクボウシと聞くとセミのことだなと思う方がほとんどかもしれません。
鳴き方が、ツクツクボーシといことくらいしかあまり知られていないツクツクボウシですが、通常のセミとはどう違うのでしょうか。
ツクツクボウシはセミとこんなに違う!
ここでいうセミというのは、アブラゼミなど一般的によく知られたメジャーなセミを指します。
その、セミは主に初夏である5月後半くらいから少しずつ鳴き始めます。
一方、ツクツクボウシは他のセミとは少し遅めで、夏まっただ中の7月くらいからようやく鳴き始めます。
他のセミに比べて鳴き始めが遅い上に鳴き声も小さい方なので、あまり鳴いていても気づかれないことが多くひっそりと、他のセミに混じって鳴いています。
そして、夏が過ぎ秋の手前くらいになると
他のセミが役目を終え、鳴き声が少なくなってきます。
この時期からが、ツクツクボウシの本番!
ツクツクボウシの声が特に目立つようになります。
他のセミよりも、生息時期がずれているため
九州など暖かい地域では、秋に入った10月頃でも
ツクツクボウシが鳴いていることが、よくあります。
見た目としての違いでいうと、ツクツクボウシは他のセミよりも小柄です。
大きなセミの中には、まずツクツクボウシはいません。
40ミリ前後のものが多いと言われています。
また、木の上の方ではなく幹の下の方に捕まっていることが多く、ものすごく警戒心が強いので、物音や人気を感じるとすぐに逃げてしまいます。
羽の色は透き通った透明で、模様が文様、色は深い緑と黒で出来ています。
アブラゼミなどのように、典型的な茶色っぽいセミとは違い透明な羽を持っているため、一見セミのように見えないのも特徴です。
まとめ
個人的に、ツクツクボウシの鳴き声を聞くと秋だな~と感じていましたが、本当は夏中もずっと鳴いていることに驚きでした。
セミよりも小柄で、声も小さなツクツクボウシですが秋に主役になったときには、耳を澄ませてゆっくりと鳴き声を聞くのも良いかもしれませんね。