ジメジメとした梅雨が終わり、夏が始まると同時に、待ってました!と言わんばかりの元気な声で夏を盛り上げてくれる蝉。
今回は蝉の鳴き始めと鳴き終わり、また鳴き声について調べてみました。
蝉の鳴き声と時期
蝉は、世界で約1600種が存在しており、日本に生息しているのは約30種類だといわれています。
今回は、その中でも有名な5種類の蝉、
- アブラゼミ
- ミンミンゼミ
- ニイニイゼミ
- ツクツクボウシ
- ヒグラシ
についてご紹介します。
1.アブラゼミ
蝉といえばまずこの名前が出てくることも多いのではないでしょうか。
アブラゼミはその名の通り、ジジジジジジ…とまるで油で揚げているような鳴き方をするため、このような名前がつきました。
出現時期は7〜9月上旬で、昼下がりから夕方にかけて鳴き続けます。
2.ミンミンゼミ
ドラマやアニメでもよく聴く蝉の声、といえばこのミンミンゼミでしょう。
ご存知の通り、ミーンミンミンミンミーと鳴く蝉です。
出現時期は、7〜9月上旬ごろ。日の出から正午にかけて、主に午前中に鳴いています。
3.ニイニイゼミ
身体が2cm〜と小柄な蝉ですが、他の種類よりも早めに、とても元気な声で鳴き始めます。
鳴き声は、チーージーーと長めで、都会にも多く生息しているので聞いたことある方も多いとおもいます。
出現時期は6月下旬から8月上旬。一日中鳴き続けていることが多いそうです。
4.ツクツクボウシ
比較的寒さに弱い蝉といわれていますが、出現時期は8月上旬〜9月下旬とやや遅め。
鳴き声は、名前の通りツクツクボーウシと鳴きます。
しかし、この鳴き声は聴く人によって全然違うように聞こえてしまうので、面白いですよね!
大体、昼下がりから夕方の時間帯に鳴いています。
5.ヒグラシ
夏の終わりの蝉といえばヒグラシ。
しかし、実はヒグラシの出現時期は、6月下旬〜9月とアブラゼミやミンミンゼミより早く出てきます。
鳴き方はとても特徴的で、キキキキキキやカナカナカナと少し寂しげに鳴き、哀愁を漂わせます。
名前の通り、日の入り後、または日の出前の涼しい時間帯に鳴いています。
まとめ
調べてみると、蝉によって鳴き方も出現時期もなく時間帯も全然違うことがわかりました。
今年の夏はぜひ、蝉たちの声の聴き比べをして、夏の始まりから終わりまでの季節感を楽しんでみませんか?