セミの大合唱は夏の風物詩ですね。

何となく、いろんな鳴き方があるのは分かるけれど、どれがどの鳴き方をしているのか、よく分かりませんよね。

そこで、セミの種類と鳴き方の違いについて調べてみました。

セミ 鳴き方 違い 下手

セミの種類

全国で32~36種のセミがいるそうですが、その中でもよく馴染みの声を聞かせてくれる7種類を挙げてみます。

エゾゼミ 「ギーーーー」よく晴れた午前中。

クマゼミ 「シャシャシャ」「センセンセン」日の出から正午までの午前中。

ミンミンゼミ 「ミーンミンミンミーーー」日の出から正午までの午前中。

(しかし、クマゼミとミンミンゼミは音のベースが同じのため、同じ場所にクマゼミがいる場合はミンミンゼミが午後に鳴くこともあるそうです。

人の耳には別のものに聞こえるのですが、同じ音源を遅く再生すると低く、早く再生すると高く聞こえることをイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。)

ヒグラシ 「キキキキ」「ケケケケ」「カナカナカナ」日の出前、又は日の入り後。涼しくなると日中でも鳴くそうです。

アブラゼミ 「ジジジジ」「ジリジリジリ」午後の日が傾いてきた時間帯から日没後。

薄暗く、湿度が高い時間帯を好み、夜鳴くこともあるそうです。

ツクツクボウシ 「ツクツクボーシ」午後の日が傾き始めたころから日没後。

ニイニイゼミ 「チーーーー」「ジーーーー」一日中、夜は街灯のあるところで。

日中の暑い時間はそんなに鳴かないそうです。

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鳴き方の下手なセミ

羽化をしてまだ体が成熟しきっていないセミは、鳴き声も小さく途切れ途切れになってしまうようです。

もしそのような鳴き声を聞いても、これから上手になっていくので心配しなくても大丈夫です。

しかしながら、人間の世界にも歌のうまい人、そうでもない人がいるように、個体差は仕方がないのではないでしょうか。

きっと魅力的な声にメスが集まってくるのでしょうね。

まとめ

こうしてみると、地域により生息の差があるとはいえ、どれも聞いたことのある鳴き声だと思いませんか。

今までは、一日中鳴いているのかと思っていましたが、種類によって鳴く時間帯が違うのですね。

次にセミの声を聞くときは、時間を気にして聞いてみるとまた違った夏の楽しみ方が発見できるかもしれませんね。

鳴き方の下手な特徴のある声を聞くと、妙な愛着を覚えます。

皆さんもぜひ、お気に入りの鳴き声を探してみてくださいね。

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