激しく鳴いていたセミがピタっと鳴き止むことがあります。

どうして?

地震などを感じた生物が異常行動をするようにセミも何かを感じているのでしょうか?

セミの本能を調べて見ました。

セミ 鳴き声 鳴き止む 雨

セミの習性

セミを始めとする多くの昆虫は、羽が濡れると飛ぶことが出来なくなります。

セミが激しく鳴いていても急に鳴き止むのは、セミの本能で雨が降ることを察知しているからです。

現に雨が降り始めます。

セミにとって羽が濡れることは飛ぶことが出来ない。

外敵にあっても飛んで逃げることが出来ない、命の危険性があります。

雨が降る事を感知したセミは鳴くのを止め、木にしがみついたり、木の凹みや葉などに隠れ身を安全を図ります。

なので雨が降るとセミは鳴かなくなり鳴き声も聞こえなくなります。

雨が降ると羽が濡れるだけでは無く、変温動物でもあるセミは体温調節も上手くはありません。

セミの目や脚部の受容器、触覚も雨の為に麻痺してしまいます。

セミはオスが子孫を残すための相手を探す為に鳴いています。

雨が降るとメスも飛べないので、オスの元に来ることが出来ません。

濡れた木を登ったりすることは体力がいります。

木の凹みや葉に隠れて雨が止むのを待っている方が、自分を狙う他の昆虫や鳥から身を守れるので効率的なのでしょう。

セミの木にしがみつく力が強く少々の雨でも台風でも耐える力があるようです。

でも、もしも飛ばされていて道に落ちていて生きているようなら、葉などに戻してあげるといいですね。

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まとめ

調べてみて、セミの鳴く構造や雨の日は鳴かない事が解りました。

セミは7日の命と言われていますが、正確には地中で長く生きています。

長くて10年以上、土中で生きています。

せっかく地上に出て来ても、長雨だったりすると一度も羽ばたけないまま一生を終えてしまうかもしれません。

出来れば晴天が続くと良いですね。

セミは本能で雨を察知します。

セミの鳴き声に注意していると、急な雨に慌てないで済みますね。

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