セミは初夏から見ることができます!
クマゼミの幼虫は見たことはありますか?
成虫は見たことあるけど、幼虫は見たことない人の方がほとんどではないでしょうか?
セミの寿命は短いと聞いた事がありますが、それは本当なのでしょうか?
クマゼミはどんな生活を送っているのかますます気になりますね!
今回は、クマゼミの幼虫期間は何年なのかご紹介します!
クマゼミの幼虫期間は?
卵から孵化したセミの事を幼虫期といいます。
セミの寿命じゃ短いもので3年、長いもので17年と言われていますが、平均寿命は7年です。
一生は7年かもしれませんが、成虫の寿命は1ヶ月のようです。
短い命のイメージもあったかもしれませんが実は長生きする生き物のようです。
一生のほとんどを土の中で生活しているため短いと思われてしまうようです。
クマゼミの幼虫期間は4~5年と言われています。
クマゼミの幼虫は何年土の中で暮らしているの?
クマゼミは幼虫期である4~5年は土の中で暮らしています。
どうして土の中なの?と思う人も居ますが、①土の中は安全、②健康状態を保つためという2つの理由があります。
この2つについて詳しくご紹介します!
土の中は安全
クマゼミだけでなくセミの天敵は、ゴミムシやモグラです。
モグラは土の中で生活しているので食べられてしまう可能性はありますが、クマゼミの幼虫がある程度成長すればゴミムシに食べられる事は少ない様です。
土の中は天敵から身を守るのにとても安全な場所といえます。
健康状態を保つため
セミは栄養があまりない木の根の樹液を餌としていますが、この栄養が不足しているものを餌としている事によって成長を遅らせている原因となります。
しかし、土の中では逆に栄養が不足している餌が必要となるようです。
栄養がたっぷり含まれた餌を食べると糞の量も多くなってしまいます。
土の中は、温度と湿度が適度に保たれているため、雑菌が繁殖する環境になっているので、栄養たっぷりな餌を食べ、栄養たっぷりな糞をしたらたちまち雑菌が繁殖し、感染症などの病気にかかってしまう可能性があります。
クマゼミは、天敵から身を守るために、栄養の少ない餌を食べゆっくりと成長する事を選んだようです。
まとめ
クマゼミの幼虫はほとんど土の中で生活しているようです。
クマゼミの寿命はとても短いというイメージをもっている人も多いかもしれませんが、土の中で生活している期間が長いので実は長生きする昆虫のようです。
土の中は天敵から身を守る事もでき、健康状態を保つ事もできるので、とても住みやすい環境のようです。
クマゼミは、天敵から身を守るために、栄養の少ない木の根の樹液を餌とし、ゆっくり成長し退屈な生活を選んだようです。
土の中で生活しているので幼虫は見ることができませんが、機会があれば観察してみたいですね!