クマゼミの幼虫はあまり見たことがなく、成虫の姿しか見たことがないという人も居るかもしれませんが、最初から成虫の訳ではなく、卵→幼虫→成虫と成長していきます。
成虫になるには、幼虫から羽化しなくてはならないそうです。
この羽化をする時に失敗の確率が高いと言われています。
羽化に失敗なんてするの?という人も居るかもしれませんが失敗することが多く、今回は、クマゼミが羽化に失敗してしまう理由についてご紹介します!
クマゼミが羽化に失敗?!5つの原因とは?
クマゼミが羽化に失敗してしまう原因について、代表的なものを見てみましょう。
原因1:体力が尽きた
羽化している間は非常にデリケートな状態になっており、いろんな刺激が体には負担となり途中で命を落としてしまう事が多いようです。
高い場所に行けば行くほど羽化に必要な体力を消耗してしまうため、地面から60cm以内の場所で羽化するそうです。
原因2:地面に落ちてしまった
風が強い時など、勢いに耐えられず地面に落ちてしまう事も多いようです。
人間にしてみたら大した事ない風でも羽化をしている最中のクマゼミにとっては大きな問題です。
羽化中はとてもデリケートになっているため、地面にたたきつけられ、命を落としてしまうこともあります。
原因3:天敵に襲われる
クマゼミは天敵に襲われないように長い期間、土の中で生活していますが、羽化中は隙が多い時間になり天敵が来ても逃げることができません。
羽化中には、クモ、スズメバチ、鳥などに襲われる可能性があり、仮に逃げられたとしてもほぼ助かる事はできないと言われています。
原因4:羽化するのに最適な場所が見つからない
土の中から出る際に、木の根などに引っかかってしまい地上に出られない幼虫も居ます。
その他にも、コンクリートの溝にはまり出られなくなったり、地上にでても羽化できそうな木や葉がなかったり、葉っぱがツルツルすぎて羽化中に落ちてしまったりということがあります。
原因5:ストレス
クマゼミに大きなストレスが加わった場合も羽化ができないと言われています。
羽化だけでなくストレスでも動かなくなることもあります。
まとめ
今回はクマゼミが羽化に失敗してしまう5つの原因についてご紹介しましたが、体力が尽きる、地面に落ちてしまう、天敵に襲われる、羽化に最適な場所が見るからない、ストレスなどが原因ということが分かりました。
人間にはちょっとした事でもセミにとったら大きな負担になっている事もあるようです。
学校で自由研究などもありセミを捕る機会もあるかもしれませんが、それだけでもセミにとっては大きなストレスとなり命を落としてしまう可能性もあるので注意が必要です!