夏になる大合唱を始める蝉ですが、関東地方ではどのような蝉がいるのでしょうか?
いつ頃からみられるようになるのか調べてみました。
関東に生息する蝉の種類
本州の東部に位置する関東地方。
関東にはどんな種類の蝉がいるのでしょうか?代表的な蝉をご紹介していきたいと思います。
関東でみられる一般的な蝉と言えばアブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシなどが挙げられます。
アブラゼミは成虫になると55ミリ~60ミリにもなる大型の蝉です。
アブラゼミは字のごとく、油で揚げたような音で鳴くのでアブラゼミと言われるようになったとのこと。
北海道から九州までと広い範囲で生息しています。
次によく鳴き声を耳にすることの多いミンミンゼミをご紹介していきます。
全長33mm~36mmの小型の蝉で、「ミーンミンミンミーン」と鳴きます。
こちらも北海道から九州まで生息しています。
そして日本最大の大きさとも言われるクマゼミです。
全長60mm~70mmの大型の蝉とされ、クマのように大きい事からクマゼミとよばれるようになったそうです。
最後にツクツクボウシについてです。全長40mm~46mmのやや小型の蝉です。
鳴き声が「ツクツクホーシ」と聞こえる事からそう呼ばれるようになったそうです。
ツクツクボウシは、北海道から鹿児島まで生息しており、動きが俊敏で捕獲が難しいことで知られています。
関東地方に生息するセミはいつ頃発生するのでしょうか?
一般的に蝉の時期は、7月頃から9月頃までと言われます。
ご紹介したアブラゼミやミンミンゼミ、クマゼミも例外ではなく7月上旬から9月上旬まで生息していますが、ツクツクボウシは7月上旬から10月頃までと比較的長い期間みられる蝉となります。
広い地域に生息しているので、気温や、環境で発生時期などが変わってきてしまうため、早くから成虫になるセミや、10月を過ぎても鳴いている蝉もいます。
まとめ
蝉の発生する時期などを調べてきましたが、近年温暖化が進み温暖な気候を好むクマゼミの増加がみられるそうです。
温暖化の影響から各種類の生息地域も少しずつ変わっているのです。
地球の環境も大きく変わっていく中で蝉の生息時期なども変わっていくかもしれません。