夏になると一斉に鳴き出すセミ!
ところで、セミは生息する場所によって時期は違うのでしょうか?
大阪と沖縄では、セミはどのように違うのか詳しくご紹介します!
大阪のセミ
大阪のセミは、ジリジリというアブラゼミの声ではなく、シャッシャッというクマゼミの声が多いと言われています。
なんと、90%も占めているのだとか。
特に、大阪府の中心部に行くほどに、クマゼミが多く生息すると言われています。
大阪でアブラゼミよりクマゼミの方が多い理由ですが、クマゼミの幼虫が、アブラゼミの幼虫よりずっと固い土に潜るのが得意だという特徴が理由の1つとして挙げられています。
大阪の中心部では、東京よりも土が乾燥しているので土が固くなっているため、クマゼミ以外のセミが生息しにくくなっているのではないか?ということですね。
クマゼミの特徴は?
クマゼミは、体長は6センチ〜7センチくらいで、比較的大型のセミに分類されます。
鳴き声は、シャシャシャ、センセンセンなどと聞こえます。
羽ばたく力や手足の力が強いため、捕まえようとして、引っかかれることもあるので注意しましょう。
鳴く時間帯は、朝の7時から10時くらいまでが最も盛大に鳴いています。
雨が降っているときや、午後になるとあんまり鳴きません。
沖縄のセミ
さて、次に沖縄のセミについてご紹介したいと思います。
沖縄は、暖かい地域なため、春や秋がセミ真っ盛りの時期といわれています。
大阪でたくさん見られるクマゼミですが、沖縄では7月まではクマゼミがたくさん鳴いているようです。
6月や7月は、セミがうるさく鳴いていますが、8月になるとセミは静かになるのが沖縄と他の地域の違いです。
お盆などに沖縄に行っても、セミはあまり鳴いておらず、セミの声が聞けないということもあります。
セミの声が聞きたいなら、初夏に訪ねるのがいいでしょう。
沖縄ならではのセミがいる!
沖縄には、クロイワゼミという、沖縄や久米島でしか見られないセミが生息しています。
クロイワゼミは、とっても鮮やかな緑色をしています。
セミは、羽化したては緑色っぽい、白っぽいキレイな色をしていますが、その後黒っぽく色が変わっていきますよね。
クロイワゼミは、黒っぽくではなくて、非常に鮮やかなグリーンに変身するのです。
葉っぱによく同化する色です。
葉っぱの上にとまっている写真もよく見かけます。
そして、クロイワゼミというのは、体長がとっても小さいのが特徴です。
2センチくらいしかありません。かわいいですね!
クロイワゼミの鳴くのは、午後3時、おやつの時間を過ぎてから、ぽつぽつと鳴き始めるセミが出てくるのですが、夜の7時15分くらいになると一斉に鳴き始めます。
また、オオシマゼミなどの、ちょっと変わった鳴き声のセミもいます。
鳥のような、南の島の雰囲気が感じられる鳴き声で、素敵です。
沖縄ならではの、独特なセミに出逢いたいなら、春や秋に行かないと出逢えないようです。
夏は、本州にもいるような、オーソドックスなセミしか見られないようです。
また、木の多いところに行った方が、より多くの種類のセミに出逢えます。
まとめ
さて、いかがでしたか?大阪にはクマゼミ、沖縄にはいろんな珍しいセミがいることが分かりましたね!
沖縄は、春や秋がセミの真っ盛りなので、セミを求めて観光に行くなら、時期に気をつけましょう。