耳鳴りは本人にしか分からないつらさがあります。
特に、まるでセミが鳴いているかのようにうるさい耳鳴りが続いていると、誰もが経験しやすい一時的な「キーン」という症状とは違い、病気として治療をしなければならない状態に来ています。
四六時中、このような耳鳴りが続けばとても心身への影響も大きくなり、暮らしに支障もでてしまいますが、どんな病気であり治療はどんな方法があるのかご存知ですか?
耳鳴りの治療の前にまず検査
耳鳴りの治療を行う前に、問診があります。
具体的にどんな風に聞こえるかを言葉で表現するようにすると、症状を伝えやすくなります。
「キーン」「ジー」などのように擬音で出来るだけ伝えるのが賢明です。
一般的に耳鳴りで行われる検査は、オージオメータと言う機器で音を出して検査を行うのが普通です。
耳鳴りの質や音の出方を探ることが出来ますが、ボリュームを上げて行きその音で耳鳴りが聞こえなくなるのがどの段階かを調べて、耳鳴りの程度を調べて行きます。
急性の耳鳴りの治療
急性期の耳鳴りは比較的治る可能性が高いのですが、それがストレスによるものならカウンセリングや自律訓練法でストレスを軽減することが治療になります。
ストレスを軽減するためには、抗不安薬、抗写薬を処方する場合もあります。
全身の血流を改善するためにビタミン剤を投与することもあります。
慢性的な耳鳴りは検査を定期的に気長に受ける
セミが鳴くような耳鳴りから時々現れる耳鳴りとその症状は、十人十色でなかなかすっきりと改善しづらいものですが、長期的な治療になる場合には、検査を定期的に受けて聴こえ方の質がどう変わっているかを検査するのも重要です。
たとえ耳鳴りがあったとしても、個人の症状に応じて少しでも軽減をして質を高めることは目指していけるからです。
まとめ
セミが鳴くようなうるさい耳鳴りは、気を紛らわそうとしてもなかなか困難ですが、早期から治療を受けることで聞こえの質を少しでも良くすることは目指せますね。
ストレスが影響することも多いので出来るだけ、リラックスできるように努めながら定期的な検査を受けて観察して行くのが賢明ですね。