夏になるとにぎやかに騒ぎ出すセミですが、命が短いことで有名です。
そんなセミが水を飲んでいるのを見たことがありますか?
果たしてセミは水を飲むのでしょうか?
調べました!
セミは水を飲む?
結論から言いますと、セミは水を飲みません。
セミにとって水と食べ物は同じなんです。
木に口吻(こうふん、口のこと)を刺し込み、木の樹液を吸います。
セミの餌はこの樹液が主となるのですが、この時に水分も一緒に補うことが出来るので水を飲む必要がないんです。
飼育したい場合は?
水を置いておいても飲みません。
近寄りもしないのでどうしたらいいのか困ったことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな時は、砂糖水をしみこませたティッシュを近くに置いてみてください。
興味を示すかもしれません。
また、割りばしにガーゼ等の布を巻き、容器に刺して立たせます。
これは樹木に見立てていて、セミは割りばしにとまってガーゼに含まれた砂糖水を吸うようになります。
電柱などにぶつかって落下し、危篤状態のセミを拾ってきた人がこの方法で砂糖水を吸わせ、セミの体力が戻り無事に自然に戻っていったという体験談もありますので、困っている方はぜひやってみてくださいね!
さとうきびが手に入る人はさとうきびでもいいですね(^^)
セミは一週間しか生きられないと思っている人が多いですが、実はそれは誤った認識なんです。
本当は成虫になってから一ヶ月ほど生きるんですよ(^^)
ただ、飼育下におくと樹木から栄養を摂れなくなったりするので一週間ほどしか生きられないため、そういった認識になったと思われます。
なので、やみくもにセミを捕まえてくるよりは自然の中にいさせてあげるほうがセミは長生きします。
幼虫は平均七年、長いもので十七年もの間土の中で成長します。
そう考えると実は昆虫の中でも長生きなほうなんですよ(^^)/
まとめ
・セミは水を飲まない
・餌である樹液を吸うときに水分も一緒に摂取できる
・飼育下において餌や水分を摂取させたいときは割りばしにガーゼをまき砂糖水をしみこませると良い