夏の日中、ずっと元気に鳴き続けているセミ。
でも、考えてみると夜になっても鳴き声がうるさくて眠れない!なんて思ったことはあまりないですよね。
今回は、セミの夜の活動について調べてみました。
セミも夜は眠る?
セミは昼行性の動物なので、基本的に夜は眠りにつくそうです。
ただ、人間と同じように布団に入ってぐっすり眠る、といった感じではなく、
近づいて捕獲しようとすれば、すかさず飛んで逃げることができるくらい、常に警戒心を持って休んでいるといった方が良いかもしれません。
セミはどこで眠っているの?
では、一体セミはどこで眠っているのでしょうか。
それは、木の高いところの茂みの中など、身を隠せるところでひっそりと眠りにつきます。
セミの身体は褐色なので、木の幹にくっついていれば、お昼でもなかなか見つけるのが難しいくらいですから、夜眠るには最適というわけです。
また、夜間は天敵たちが活動する時間になります。
なので、このときにあえて動いたり、大声で鳴いたりしない方が身のためだということです。
夜でも鳴く都会のセミ
セミも夜になると眠ることはわかりましたが、たまに夜でも鳴いているセミがいますよね。
まさか、眠れないから気晴らしに鳴いているのでしょうか…?
もちろん、そんな理由ではありません。
セミは人間のように時計を持っておらず、何時なのかがわかるわけではないので、暗くなれば夜、と認識し、眠りにつくのです。
なので、24時間明るい都会のような街に迷い込んでしまったセミは、まだお昼であると勘違いしてしまい、夜でも鳴き続けるのです。
こういった都会のセミは、きっと睡眠時間が短いので、たまには公園などで休んでもらいたいですね。
まとめ
今回、セミの夜の活動について調べてみましたが、セミも人間と一緒で、身体を休めていることがわかり、なんだか親近感が湧きました。
セミは光だけではなく、夜の気温が25℃以上ある場合も、お昼と勘違いしてしまうことがあるそうです。
これから、地球温暖化が進んで、熱帯夜の日も増え続けたら、セミが一日中鳴き続けるという異常現象も起こりうるかもしれません。