セミのオスは、メスに対してのアピールとして鳴くことが知られていますよね。
メスは鳴くことはありませんが、オスの求愛を受けて赤ちゃんを身ごもります。
そんなオスとメスの数はどちらが多いのか。
また、オスとメスの見分け方についても調べました。参考にしてくださいね。
セミのオスとメスとではどちらの数が多い?見分け方は?
セミのオスは鳴くことができるので、私たち人間にとってはオスが印象的に多い感じがしますよね。
実は、どちらが多いということではなく、ほぼ同じぐらいの数がいるようです。
ただ、羽化する時期は微妙に違ってきます。
セミの幼虫は、羽化のために土の中から出てくる時期は、梅雨明けの7月下旬から8月の上旬頃に多いようですが、オスがメスよりも先に羽化しているようです。
メスはオスに若干遅れて羽化していることになります。
オスは、メスにアピールするために鳴きますが、羽化を終えてから3日から4日ぐらい、鳴くことができないようです。
一方、遅れて羽化したメスは、お産をするという大切な仕事があります。
やっと鳴き声でアピールできるようになれば、ちょうど羽化を終えたメスに出会うことができて、メスにとっては、産卵をする時間が多くなるということのようです。
オスとメスの見分け方は、お腹の部分に腹弁=ふくべんがあるかないかでわかるようです。
腹弁が二つあるのがオスで、この腹弁は、鳴き声を出す発音器の一つのようです。メスには腹弁はないものの、卵を産む細長い産卵管がついています。
セミを裏返すとよくわかりますよ。
成虫は見分けがつきやすいものの幼虫での見分けは、ちょっとわかりにくいかもしれません。
それでも、メスの幼虫には、小さいながらもしっかり産卵管があります。
見分け方は、お尻の部分に縦に2本の線がはいっているならメスになります。
幼虫を手にすることは難しいですが、抜け殻を見ればよくわかるようです。
まとめ
セミのオスは、早い時間帯だと6時ごろから鳴き始めるセミもいますよね。
朝から元気に鳴いていて、やはりセミの鳴き声は夏の風物詩として風情を感じさせてくれる昆虫ですよね。
あの鳴き声はメスに対してのアピールのようですから、相当な体力を使っていそうですね。