セミの成虫が餌を食べる場面に遭遇した方は、少ないのではないでしょうか?

セミは飛んでいるか、木に止まってじっとしている姿しか見たことがない、そんな気がします。

セミの成虫は花の蜜を吸ったり、地面で虫を捕食したりするのでしょうか?

セミの成虫はどんな餌を食べるのかを調べてみたいと思います。

また、セミの成虫を飼育する場合の餌についてもみていきます。

⑦ セミ 成虫 餌

セミの成虫の餌

セミの成虫はどんな餌を食べるのでしょうか。

セミは、樹木の液や草の汁を餌にしているそうです。

セミの口の部分には長い管が付いており、その管を木に突き刺して樹液を摂取しています。

樹液や草の汁以外に、餌として摂取している物はないとされています。

木ならどんな木でもいいかというとそうではなく、セミの種類によって樹液を吸う木や草が決まっています。

その為、同じ種類のセミのオスとメスが同じ樹木で出会うことができます。

セミの種類により餌を求める樹木が決まっているので、繁殖行動が正しく、スムーズに行われることになります。

ちなみにセミの幼虫の場合は、口の管を木の根元に突き刺し、餌となる樹液を吸っています。

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セミの成虫を飼育する場合の餌

セミを飼うのは、珍しい話かも知れませんが、もしも飼育したい場合、どの様にどんな餌を用意すればいいのでしょうか。

実際に飼育したことのある方の話では、

・太めの枝を用意する。

・枝に水、又は砂糖水などを含ませたキッチンペーパーを巻き付ける。

・飼育箱などに倒れないように立てかけて、枝を掴ませる。

と、以上のようになります。

しかし、セミに詳しい方々の話によるとセミの成虫の飼育は非常に困難で、せまい飼育箱などでは特に飼育できず残念な結果を招くことが多いのでお勧め出来ないのが事実です。

セミの幼虫であれば、室内の安全な場所に置いておけば自然に羽化するので、羽化するのを見守る、観察する目的であれば幼虫の飼育は可能です。

羽化したセミは2~3時間後に飛べるようになりますので、飼育はそこまでとし、成虫として飛べるようになった時は自然に帰すのが良いでしょう。

まとめ

セミの成虫は、樹液や草の汁を餌としていることが分かりました。

それもセミの種類によって集まる樹木が違うということも、驚きです。

自然の中で、自分たちの子孫を残していく為の知恵なのでしょう。

セミの飼育については、餌を用意することも難しいですし、何よりセミのことを考えると、しない方が得策かと思います。

怪我をしていたり、保護する目的であれば別ですが、自然の命は自然に有るのが正しいのかも知れませんね。

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