アブラゼミは土の中で幼虫が成長し、羽化するタイミングで地中から出てきて成虫になることは良く知られているようですが、卵を見たという人は少ないのではないでしょうか。
アブラゼミの産卵場所は何処にあるのか調べてみました。
アブラゼミの卵がある場所は見つけにくい場所にあった?!
アブラゼミの卵はなかなか見つけるのが難しいと言われてます。
アブラゼミのメスは少し湿度の高い、土が豊富にあるような場所の樹々の樹皮や枯れ枝などに産卵するとされています。
この時、アブラゼミのメスは産卵管と呼ばれる細い管を樹皮に差し込んで卵を産むため、樹皮を剥がしてみないと卵は見つけることが難しいようです。
樹皮や枯れ枝を選ぶのは、生木だと成長の過程で穴が塞がり、孵化した幼虫が出られなくなってしまうことを防ぐためだと言われています。
アブラゼミの産卵時間は長い?
アブラゼミのメスは産卵管を樹木に刺して産卵をするようですが、ひとつの穴に沢山の卵を産み付けるのは困難なようです。
その為、別の場所に少し移動して、産卵管を刺して、卵を産んで、という行為を繰り返して産卵していくとされています。
その為、産卵には長い時間が掛かるようです。
産卵を始めてから2週間近く卵を産み続けた、とする記録も残っているようです。
卵の数は数百個!?
ひとつの穴に大体10個程度の卵を産み付けるようですが、1週間以上かけて合計300から800個以上の卵を産むと言われています。
昆虫は100個近い卵を産む種類が沢山いるようですが、それでもアブラゼミの産卵数は多いほうだと言えるでしょう。
それだけ卵を産んでも、成虫になる数は少ないため、自然界の厳しさとがわかると言えるでしょう。
まとめ
アブラゼミの産卵場所は枯れ枝や樹皮の間などに産み付けられていることがわかりました。
なかなか目にすることができないのは、穴をあけて卵を産み付けている為のようです。
大量に産み付けるので、枯れ木などで細長い白いモノを見つけたら、それはアブラゼミの卵かもしれませんね。