セミを漢方として使用した場合の効能を紹介します。

セミ 漢方 効能

セミを漢方として使用した場合の効能とは

皆さん、漢方では昆虫が使われているものがあることをご存知でしょうか。

実は昆虫が使われてる漢方の中には、セミを利用した漢方もあるのです。

これからその漢方とその効能を紹介していこうと思います。

セミを使った漢方で、抜け殻を利用したものがあります。

それが、「蝉退(センタイ)」と呼ばれる漢方です。

日本では、アブラゼミやクマゼミといったセミの抜け殻の事を言い、中国ではスジアカクマゼミというセミの一種の抜け殻から作られております。

抜け殻には「キチン質」といった成分が含まれており、免疫力の向上や血圧を下げたり、ダイエット効果があるとされています。

この抜け殻を漢方にすると、発熱をさげる解熱作用があったり、蕁麻疹などの皮膚掻痒症を抑える効果や喉の炎症を抑える効果があるとされています。

一般的に今でも使われている薬で、「消風散」というものがありますが、これはこの抜け殻をもとにして作られたものです。

因みに、効果は皮膚の湿疹などを抑えるためのものだそうです。

セミを使った漢方で有名なもののもう一つとして、「冬虫夏草」を元にした漢方があります。

冬虫夏草とは、昆虫に寄生して養分を吸い取って成長していくキノコの一種で、冬は昆虫の姿でいて、夏は草になることから冬虫夏草と名前がついたらしいです。

因みに寄生先の昆虫によって名前が変わり、セミの場合だと「セミタケ」と名前がつくそうです。

この冬虫夏草から作られた漢方には多くの種類の効能があります。

免疫力の向上、老化の防止、生活習慣病の予防や改善、腎臓機能の向上、癌の予防、骨粗鬆症の予防、ストレスを和らげる効果など様々な効果があります。

昔の中国では、滋養強壮や不老長寿の効果がある食材として有名でした。

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まとめ

セミが漢方として使われていることに驚きましたが、それ以上に漢方として使用されたセミに非常に良い効果があるとは思いませんでした。

煎じ方はネットに記載されてあるので、それを参考に自分で作るのもありかなとも思いました。

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