セミの抜け殻はどうなるのでしょう。
その行方と使用法を調べて見ましょう。
採集
セミの抜け殻はいつのまにか見なくなります。
どこに消えたのか気になる人も多いようです。
採集したままにしておくと防腐剤を入れて置かないかぎり、ヒョウホンムシやカツオブシムシに食べられますし、土に落ちているものは、色んなバクテリアに分解されいずれは土になります。
昆虫採集が好きな子ども達ならセミの抜け殻を持って帰ることも考えられます。
抜け殻で何か作る子どもがいても不思議ではありません。
セミの抜け殻を調べていたら、抜け殻で作られたゴジラにヒットしました。
凄く良く出来ていてびっくりしました。
抜け殻の成分
セミの外骨格の成分は何でしょうか?
セミの抜け殻は蝉退と呼ばれ漢方薬にもなります。
キチン質、イソキサントプテリン、アデノシン三リン酸などが含まれています。
漢方薬
古くから蝉の抜け殻は漢方薬として使用されていました。
その効能は小児の夜泣き、解熱薬、風邪、白内障、咽頭炎、喉頭炎、結膜炎などけいれん止め、の多岐に渡っています。
アレルギーにもいいそうですよ。
また、じんましん、あせも、アトピー性皮膚炎にも有効で消風散などに含まれています。
まとめ
一口にセミの抜け殻と言いましても、調べて見て以上のような沢山の事が解りました。
制作に使う、風化する以外には、漢方薬に使われています。
もしかしたら抜け殻を集めて煎じて薬にするような人もいるかもしれません。
しかしセミの抜け殻を見つけたらそのまま自然のままにしましょう。
セミの抜け殻の中に卵を産みつける蜘蛛もいるようです。
ちょっとした好奇心でそのまま中を見ないで家に持ち帰ることは、絶対にお子さんにはさせないで下さいね。
蜘蛛の子が沢山孵化したらそれこそ大変です。
簡単に駆除出来る数では
ありませんのでくれぐれも要注意です。
セミの抜け殻は漢方薬にも使用されるので、知らないうちに助けてもらっているかもしれません。