セミの鳴く季節がくると、木に止まっているセミの他にも木に付いているセミの抜け殻、土の上にあるセミの抜け殻、アスファルトに転がっているセミの抜け殻、いろんなところでセミの抜け殻を発見します。

綺麗なままで残っていることも多く手に取って見たことのある方もいると思いますが、このセミの抜け殻を見てセミの種類を特定することが出来るそうなのです。

セミの抜け殻のどこをどう見れば種類が分かるのでしょうか?

セミの抜け殻の見分け方を調べていきます。

⑤ セミ 抜け殻 見分け方

セミの抜け殻でセミの種類を特定する

セミは、その鳴き声や姿形で種類を特定できる他、セミの抜け殻でも種類を見分けることが出来るようです。

セミには様々な種類がありますが、ここでは、普段の生活の中でよく出会うことのある三種類のセミの見分け方を挙げていきます。

・クマゼミの抜け殻の見分け方・

クマゼミは成虫を見ても分かるように大きいセミですので、抜け殻も大きく、抜け殻の体長は約3.3cm以上、幅は1.3cm以上といわれています。

触角には節が8個あり、抜け殻の頭の幅が胸の幅よりも小さくなっています。

・アブラゼミの抜け殻の見分け方・

アブラゼミの抜け殻もわりと大きく、抜け殻の体長は、約2.4cm以上といわれています。

触角の節はクマゼミより1個少ない7個で、太く、毛がたくさん生えています。

・ツクツクボウシの抜け殻の見分け方・

ツクツクボウシは成虫でも他のセミに比べ小さいので、抜け殻も小さく、抜け殻の体長は約2.4cm以下とされています。

触角の節の数は、クマゼミと同じく8個ですが、非常に細く、少しだけ毛が生えています。

抜け殻の色ですが、薄い茶色で、艶はありません。

三種類のセミの大まかな見分け方は以上ですが、この他にも、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシなどのセミについても抜け殻で見分けることが可能です。

ちなみに、抜け殻のオスとメスの見分け方は、お尻の先が膨らんで丸くなっている方がオス、お尻の先が長細く、縦に線がある方がメス、となっています。

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まとめ

セミの抜け殻の見分け方で分かったことは、抜け殻は非常に精密でセミの種類を特定する為の大事な資料になるものだということです。

セミの抜け殻は、新しくこの世に誕生したセミの証なのかなと思うと、なんだか愛おしく思えてきます。

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